ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE 2012』
開演時間の19:30になると、出演がアナウンスされたとき、すわラウンドガールか?と思われたゲストやくしまるえつこさんが登場。かわいらしいふわりとしたスカートで開会と閉会の辞、リングアナウンスをとりおこなう担当でした。「僕たちのこの闘いもまた、夢の中の夢でしかないのか」とポエトリーリーディング。さて目の前で始まるのは果たして夢か、それとも?青コーナーからOpen Reel Ensemble、赤コーナーからDJ KENTAROが入場、第一試合です。KENTAROくんがスクラッチでビートをガンガン作り、それをOREが追う形に。席の位置によるのかも知れないけど、KENTAROくんの音が強くて思わずOREがんばれ!と握り拳。OREの後ろでヒラヒラしてるあのすだれは何だ…と思っていたらこれテープでして、演奏中に取り替えて音に変化を付けていた。そこでちょっと間が出来てしまってたかな。しかしこちらはチームでオープンリールも複数台あり、連携プレーでお互いをカバー。

第二試合は青コーナーいとうせいこう、赤コーナーShing02。タッグマッチよろしくトラックメイカーとして、青コーナーに宮崎“DMX”泉、赤コーナーにDJ A-1が控える。Shing02はお面(なんだろどうぶつっぽいの)、DJ A-1はタイガーマスク着用で登場、わあプロレスぽい。先攻はせいこうさん、韻を考え作り込んだテキストでアジる。エレガントであり乍ら攻撃的な言葉の数々!思わず聴き入る。後攻Shing02はまず「イヴェントの主旨に従って完全即興でいきます」と宣言、ここでもうスタイルが真逆。しかし決してdisり合いにならないところにお互いへの敬意を感じたし、お互いの主義主張を尊重した上で対峙する姿勢が見られて感動。2ラウンド以降、せいこうさんは座ってテキスト紙片や自分の著書かな、書籍を見乍らアジる。終盤「せいこう立てよ!」とヤジが飛び一瞬ヒヤリとしたが、「僕が立つと面白くないでしょ…」とうまく返したせいこうさん粋だった。その後ゆっくり立ち上がると大歓声、うまいこと持っていきました。スリリングで緊張感溢れるやりとりを3ラウンド、タイムアップかと思われたところ「あと3分(?だったかな?)だけやらせて!」と叫んだせいこうさんがShing02に礼を尽くし、Shing02もそれに応えて終了。

ポストが取り払われ、やくしまるさん再び登場、「大友良英さん、入場!」とアナウンス、赤コーナーから大友さん登場、ニコニコしてます。「師匠ー!」の声に「師匠て。落語じゃないんだから」と応え、場内が笑いに包まれる。「坂本龍一さん、入場!」、青コーナーから教授登場。山にでも行くんですかと言う赤いウインドブレーカー、ああ還暦だから…いやそうじゃなくて……でももう教授も還暦なんだよねー!シェー!

教授はグランドピアノをプリペアドとしても使い、Macからも出音していました。繊細な繊細な微弱音でスタート。しかしここで写メのシャッター音がいくつも響き渡り呆れる。この音のやりとりを聴いててよくシャッター切れるな、神経を疑うよ……。写楽祭よろしく教授が「うるせえこの野郎なんだおめー出てこい」って罵ればいいのに、女装して(笑)。で、大友さんがユキヒロさんみたいに止めに入ればいいじゃない…いやでも大友さんだと止めないで参加しちゃいそう、ええがなえええがな乱闘でもなんでもすればよい。まあそんなことはなく教授も大友さんも演奏に没入、やがて雑音も消え、場がようやくしんと静まり返る。耳を澄まして聴き入る。


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03月21日(水)
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