ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『鉄男II BODY HAMMER』『玉虫』
そして加瀬亮くんもものっそ美しく撮られていた…影によって顔の造形を浮かび上がらせる感じ。いやあ、これはすごくいい……。このひとにしては珍しい役柄です。もうすぐ公開の『アウトレイジ』でも似た職業の役をやっているようですが、『玉虫』の中では「何をやっている仕事」と言うのは明確に話されません。ふたつのシーンから想像するしかない。で、その旅館でのシーンと、女の家に初めて来たときのギャップがすごい。大楽源太さん(!)を撃つ寸前(足で押さえられてジリジリジリの数秒間)の表情も滅多に見られないものでした。小林薫さんも相変わらずの色気ジジイっぷり、絶妙のキャスティング。

塚本監督の撮るセックスシーンって、それは格闘技ですか?てな感じのものが多いのですが(笑)『玉虫』のそれは、映像以外のエロが仕込んであってうわっとなりました。音がエロい。どうエロいかは説明しづらい…あー、この音があったかー!てなもんで。そんなにエロ映画詳しくないんですが(笑・いやホントに)、この音の使い方は私は初めて聴きました。いやあ、すごい…こういう使い方があったか……感心もしてしまったよ。和室じゃないとダメ、畳じゃないとダメ。あの音は。

一枚層を加えて見るものにエロを感じさせると言うのもお得意ですよね。写真、TV映像、ガラス窓の向こう側。22分の作品に塚本汁が凝縮されています。濃い。

05月18日(火)
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