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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■塚本晋也お蔵出し『TSUKAMOTO COUNT DOWN!』(2000〜2001年)
塚:そうなんですよ〜…厄年なんですよね…もう去年から始まってるみたいで、去年ぎっくり腰になって…。ロケハンに行ってて泊まってた旅館から出て、自転車乗ろうとした途端ギクッて。そのまま出かける事も出来ずに旅館で寝て過ごした。
塩:気を付けた方がいいよ、僕も厄年に酷い目に遭ったもん。飛行機の中でさ、尿管結石になってさ。
藤:ええ〜?あれって凄い痛いんですよね?
塩:すっごい痛いんだよ!映画祭で外国に行った時で、もうすぐ着陸しますからベルトを締めて下さ〜いって時になっちゃってさ、もういてもたってもいられない位痛いのに、ベルトなんてもう!あれは大変だったよ。耕司さんもやったんだよね?
耕:ええ。でもそんなには。大きくなる前に出しちゃったって言うか、動く前に。
塩:中で石が動いちゃうと痛いんだよね。…って、そんな事はいいんですよ。監督も厄払いしないと。
藤:そうですよー、私も厄年は大変だった…。(あっけらかんとオフレコ的な話をサバサバ話す藤井氏。男前…)

塩:石井輝男監督(編注:2005年逝去)も元日生まれなんだよね?
塚:らしいですね。
塩:石井さん、どうだった?(編注:塚本氏は石井監督の遺作となった『盲獣VS一寸法師』で主演)
塚:いやあ、元気でしたよ。若い若い。僕がちっちゃい頃に観た、いとこのお兄ちゃんに連れてって貰って観たあの「きゃーっ、こわーい!おどろおどろしーい!」って言いつつ目が離せなかったあの映画のイメージまんま。まだまだやれるって感じだった。僕、映画監督って仕事を、体力的な面から60歳が定年かなと思ってるんだよね、だとしてあと20年しかないんだよねえ。最近のペースが4年に1本とかになってるから、うーんあと5本かあ〜とか思って…やりたいのはたっくさんあるんだけどなあ…。でもね、石井さんを観てるとまだまだって感じで…。
塩:元気だねえ。
塚:そういえば『この映画がすごい!』の付録DVD見た?あれに『バトル・ロワイヤル』のメイキングが入ってて、深作(欣二)監督(編注:2003年逝去)がバーン!って机ひっくり返してて。「表情が弱〜い!」とかって。で、ビックリしてる子供に「そう、その表情!」って。あれ見てああ、60越えてもいけるかなって…。でもね深作監督って、一緒に中国の映画祭に行ったんだけど、時々ヤバいんじゃないかって思う時があった。
塩:ギラギラしててまだまだ現役じゃあ〜って感じ?
塚:いや、って言うか…あの、
塩:……(!ピーンときた)ああ〜、ヤバいって、ぼ、ボケちゃってるかもって言う意味で。
塚:そうそう。一緒に行動してると、どうも…「あれっ?」って思う瞬間が何度かあって…。パネルディスカッションの時も腕組んでうーむって考えてる様なふりをして、寝てたりしてた。船漕いでた。
全員:(笑)
塚:でもそこで「深作さんどうでしょう」って訊かれると「うーん、それは…」って、話がちゃんと繋がってるの(笑)でもあの『バトル・ロワイヤル』の演出現場を見て、60で定年かあ〜って思ってたけど、まだまだやれるなあと思った。

塩:しかし去年は役者仕事多かったですね。主演もあったし。『サンデイ ドライブ』ね。あれは面白かったなあ。俺キネマ旬報の年間ベストテンに投票したよ。『BULLET BALLET』にも投票したかったんだけど、自分が出てるのは(編注:塩田氏は『BULLET BALLET』に出演している)ダメだって言われて入れられなかった。(『サンデイ ドライブ』の)現場はどうだった?
塚:斎藤監督って、カット数が物凄く少ないんですよ。僕が2000カットくらいだとしたら80カットくらいなの。
全員:ひえー。
(会場中ザワザワどよどよとなる)
塚:その分リハーサルが凄い綿密で。何かやってやろうって気持ちで、いろいろ仕込んで行ってもダメ。ことごとくそれを潰されちゃう。
塩:頭真っ白にされちゃうんだ。

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05月14日(金)
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