ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[648854hit]
■『四谷怪談忠臣蔵』
本水と言えば、いのうえ歌舞伎の『朧の森に棲む鬼』をふと思い出したんですが、この作品で惜しい!と思ったのは本水使いのシーンだったんですよね。画ヅラの迫力は素晴らしかったんですが、水の音がとにかく大きく、台詞が全く聴き取れなかったのです。『四谷怪談忠臣蔵』での水を使う場面は、台詞は皆無で立ち回りだけを見せていました。『朧〜』は初演だったし、台詞で情報を伝えなければならない部分も多いし、展開も早い。一方『四谷怪談〜』は皆ある程度ストーリーを知っているし、予習してくるひとも多いし、イヤホンガイドと言うものもある。作風の違いもありますが、見せ場として水を使う演出の難しさを考えさせられたシーンでもありました。
初演で猿之助さんが務めた役は右近さんが引き継ぎ、段治郎さんは膝の手術後一年振りの舞台。猿弥さんも倒れた後だし、彌十郎さんも昨年秋体調を崩されていたので心配でもありましたが、皆さん舞台上では全くそんなことを感じさせない(実際終演迄忘れていた)迫力でした。彌十郎さんの大星由良之助(大石内蔵助)が観られて嬉しかった…格好よかったよー。扇ヶ谷塩冶館の場での皆に意見を問うところ、天川屋義平内の場で皆をまとめるところ、素敵だったー!彌十郎さんが澤瀉屋さんとこでやるのは十四年振りだそうです。滝乃屋の門之助さんと大和屋の彌十郎さん意外は殆ど澤瀉屋の今回の舞台ですが、彌十郎さんは猿之助さんのもとで演出助手を務めていた時もあったそうで、今回の役の話が来て感無量だったとのこと。ううう(涙)。
■小ネタ
・今回の舞台では殆どが澤瀉屋のひとたちなので、大向こうが屋号だけだと「澤瀉屋!」「澤瀉屋!」ばかりになってしまうのを考慮してか?役者さんの名前を呼ぶものも多くて新鮮だった。「段治郎!」「猿弥!」みたいな
・雪の場面では黒子ならぬ白子がいた。そりゃそうだ、黒だと逆に目立っちゃうもんね(笑)
04月03日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る