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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■住民を舐めたクズ政治家




 大阪府ではカジノの設置の是非を問う住民投票の実施を求める署名が行われていたが、新聞やテレビではこの件に全く触れることはなかった。関西のメディアは維新の会のクズ野郎どもに忖度して報道規制を敷いていたのである。「大阪のメディアはロシアと同じ」とオレが強調している通りのことが起きていたのである。

 署名活動に関するニュースを報道したのは結局読売新聞だけで、それも最終日だった。報道する気などないが、かといって全く触れない訳にもいかないからとまるでアリバイ工作のようなクソ記事だったのである。

 関西のメディアは基本的にみんなクズである。しかし、維新支配がいつまでも続くと思ってる点でも彼らはみんな馬鹿丸出しだ。今のような状況でいつまでも維新の会が住民をだまして大阪を支配できると思うなら住民のことを舐めすぎである。オレの周囲の維新支持者も口々に「維新も化けの皮が剥がれましたね」「江草さんの言うとおりでしたね」というようになった。もはや風向きは完全に変わってるのである。それに気づかないのは実は維新幹部の連中や、街宣で動員されたサクラに囲まれた松井一郎、吉村洋文という裸の王様たちである。住民の中に湧き上がっている「維新への強い怒り」は、ボンクラどもにはまだ見えてないのである。

 維新の会は吉本興業と組んで、クズ芸人たちに吉村知事や松井一応市長をヨイショさせることで馬鹿住民たちによる支持を固めた。人口の中に一定数の「洗脳されやすい馬鹿」が存在することは仕方のないことなんだが、投票率が50%前後で、多くの日本人が「選挙に行っても変わらない」と勘違いしていることのせいで、馬鹿票を集めるだけで維新の会は大阪支配が可能になっている。そして辻立ちや握手戦術などの古典的どぶ板的手法で老人票も固め、「維新の会は大阪の政党」というキャンペーンで大阪を愛する住民も取り込んだ。実は大阪を一番破壊してるのは維新の会というクズ政党だという事実は巧妙に隠蔽されたのである。

 報道規制のせいで「直接住民に呼びかけるしかない」という戦いを強いられた反維新陣営はそれでも20万の署名を集めることができた。人口比では本当にわずかな署名数かも知れない。しかし、この20万の署名の多くはカジノ反対であり反維新の会の立場の方々である。大阪にこれだけの仲間がいるということをオレは心強く思っている。

 この住民からの請求を受けて、吉村知事は住民投票実施に関して府議会にはかることとなる。オレは参院選の日にこの住民投票も同時に行えばいいと思ってるし、住民投票でカジノ誘致に「NO!」と宣言することは、カジノ推進派の維新候補には投票しないことと同じ意味だと思っている。参院選の大阪選挙区の候補者ポスターには「カジノ賛成」「カジノ反対」の表示を義務づけてもらいたい。維新候補は全員カジノ推進派だということを住民に周知させたいのである。

 もしも吉村知事が20万署名を無視するようなことがあれば、それは民主主義を踏みにじる行為であるし、「住民投票は究極の民主主義」とほざいて二度も大阪市廃止の住民投票をさせたことと矛盾するのである。そこは吉村知事には逃げてほしくない。確かに吉村知事は1日で100万円もらったことを隠していたシロアリ野郎だし、街宣の時は嘘ばかりつくし、クズ野郎であることは間違いないのだが、せめてこの住民投票請求に関してだけは知事の職務を遂行してもらいたいのである。

 維新の会は愛知県知事リコール署名偽造事件の黒幕だった。維新の愛知県連の幹部であり、衆院選の候補予定者であった者が逮捕された。維新の会は自党の車両も提供してこの署名偽造を支援していた。この事実は全く報道されず、「トカゲの尻尾切り」という維新の得意技が炸裂して、事件は一部の連中が勝手にやったことにされた。その上愛知県警に圧力をかけて捜査が松井一郎や吉村洋文に及ばないようにしたのである。こいつらは警察権力に忖度させることまでやってのけるのだ。大阪市議であり、大阪市から給料をもらいながら東京で参議院選挙の事前運動を堂々とやって海老沢由紀を公職選挙法違反で逮捕することもさせないのだ。


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05月30日(月)
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