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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■解散総選挙をやることについて


 なんだかいきなり総選挙である。まだ野党側の体制が整ってないうちに勝負をして、そのまま4年間多数を維持したいという自民党の党利党略がわかって面白いし、この選挙で勝てれば森友学園や加計学園の問題もすべて「国民は許した」ということにしたいのだろう。ここまでわかりやすい図式はないという選挙で国民も舐められたものである。

 かといって投票しようにもまともな選択肢は存在しないわけで、そうなると一票をどう行使したらいいのかと思うのである。まともな政党や候補者がいればそこに投票したらいいのだが、ウンコとオシッコしかない状況で「どっちか選べ」と言われても、オレはウンコもオシッコもいらないのである。困ってしまうのである。それ以外の選択肢も目くそとか鼻くそとか、およそ選びたくないものばかりの中で有権者にどうしろというのか。そこで棄権すれば「政治に無関心」だと言われ、投票しなかったものは文句を言うなと言われてしまうのである。まともな候補者を出してくれとオレは言いたいのだが、自民党はパンツ泥棒とか変態ばかりだし、かといって民進党はガソリンプリカの不正をごまかして税金をフトコロに入れてるようなクズだし、本当に選択肢がないのである。

 正義なんて空しくなるようないまの政治状況の中で、真に国民のための政治を訴え、企業やヤクザの言いなりにならないまともな候補者はいったいどこにいるのだろうか。オレはそういう人に自分の一票を投じたいのである。しかし小選挙区のせいで選択肢は極めて少ないのである。

 民主党の短命政権は多くの取り返しのつかないダメージを国政に与えた。それは事実である。その後に登場した自民党政権は、前の政策が悪すぎたおかげなのか、普通の経済政策を採るだけで円安になり株価は上昇した。安倍晋三はそれを自分の成果と思ってるみたいだが、せいぜいその効果は3年だ。金融緩和によって時間を稼いでる間に実体経済のを回復させないといけないという部分に於いては失政を重ねてるといえる。経済は生き物である。次にどうするかという戦略を立てられなかった時点で、アベノミクスの効果は終了してしまった。そこに無理矢理に景気を回復させるためにオリンピックや大阪万博をやろうとしているわけである。リニア新幹線もこれに含めていいだろう。

 その後にどんな悲劇がやってくるのかを見届けるにはオレには残された時間があまりないし、日本がこのまま滅びていくよりも先に、人類の滅亡が起きるのかも知れないとどこかの国の素っ頓狂なミサイル小僧を見ていると思うのである。馬鹿が勝手に自爆するのはいいが、その自殺に世界中を道連れにされたらたまったもんじゃない。しかし、あの刈り上げ野郎のやろうとしてることはそういうことかも知れないのである。

今回の選挙の争点は何だろう。野党は自民党の疑惑隠し選挙であるという攻撃をするだろうが、それだけで終わってしまえば何の効果もない。攻撃はしても、その後に示せる明確なビジョンがないのである。安倍晋三のお友達なら女性をレイプしてもお咎めなしという放置国家にあるまじき状況であっても、それは自民党を攻撃する材料ではあっても、積極的に民進党や他の野党に投票する材料ではないのである。この人に投票したら世の中はよくなるという明確なシンボルを野党はちっとも示せてないのである。蓮舫というウソつき女を党首にしてみたり、前原という自民党の回し者を党首にしてみたりして右往左往してる民進党は、もしかしたら次は辻元清美でも党首にして自爆しようとするのだろうか。もう党としてどんどん滅びていくのを止められない状況なのである。


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09月19日(火)
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