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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■JR三江線を鉄オタの聖地にできないのか?
2018年3月末にJR三江線が廃止される。この三江線は通称「江の川鉄道」と呼ばれ、その名の通り江の川に沿って島根県の江津駅と広島県の三次駅を結んでいるローカル線である。全長は108キロもあるが、川の蛇行に沿って路線があるので、直線距離でせいぜい60キロのところをかなり迂回して走ってるのである。
この線が開業したのは1930年だが、当時は全通していなくて全線開通したのは1975年のことである。もう地方のローカル線が斜陽になってみんなマイカー利用する様になった頃にやっと全線開通したのである。
昔はいろいろと工夫して乗客を増やそうとしていたらしい。海水浴客を運ぶための臨時列車である快速「波子ビーチ」は1978年から1989年頃まで山陰本線波子駅−広島駅三江線経由で運転されていた。また1988年から1994年までは臨時列車で急行「江の川」が浜田−広島間に運行されていた。「SL江の川」というイベント列車もあった。そうした工夫があったにも関わらず、乗客を増やすこともなく、沿線に集客力のある観光地もないということもあって、乗客は減少の一途をたどったのである。
もはや優等列車も存在しないこの長大路線を全線利用しようという人はただの鉄道マニアくらいだろう。もしも広島から浜田に行こうと思ったとする。
広島 三次 三次 石見川本
7:53発 9:53着 9:57発 12:09着
石見川本 江津 江津 浜田
13:43発 14:49着 15:21発 15:41着
ということになり、195.9qに対して3回の乗り換えと8時間弱(3670円)の旅になってしまうのである。もしかしたら自転車にも負けそうな遅さである。高速バスならたった2時間半で3030円、しかも乗り換え無しで行けるわけで、どう考えてもJR三江線の負けである。 つまり、利便性で勝負したらとうてい三江線には勝ち目はないのだ。だったらその遅さを売りにしたらどうなのか。108キロもの長大路線を有するのである。だったらそこに観光列車をゆっくりと走らせたらいいのではないかとオレは想像するのだ。
廃止された旧山陰本線の線路を使って、嵯峨野トロッコ鉄道は多くの観光客を集めていて、紅葉シーズンは常に満席である。江の川沿いの景勝地を走るこの三江線もそうした形で活用できないのか。
たとえばマニアックな古い車両を集めて、ここに行けば乗ることができるということにするとか、旧車の保存場所のようにして撮影させるとかはどうなんだろうか。鉄オタの知恵を集めて集客する方法を模索すればどうかと思うのだ。あまり鉄道に詳しくないオレには絶対に思いつけないような斬新なアイデアがきっとあるはずである。
鉄道を廃止するのは簡単だ。しかし、一度廃止したら絶対に復活できない。なんとかそのローカル線を活かして地域振興の柱にできないだろうかとオレは思うのである。北海道も多くの鉄道が失われてしまったわけだが、JR九州のように「鉄道の収益に頼らない」という戦略でビジネスモデルを構築してる鉄道会社もあるのだ。むしろ「鉄道で黒字」であることが「赤字線をどんどん廃止すべきだ」という結論になるとすれば、JR西日本という会社は鉄道会社の持つ公益性を全く考えてないクソ会社ということになってしまう。その論理でいけば山陽新幹線とごく一部の在来線以外すべて廃止するしかなくなるではないか。
オレに言わせればすべてのローカル線も含めてそこに鉄道が走ってるということが大きな財産なのである。その意味を理解しないJR西日本の役員どもは、少子高齢化による乗客減少の前になすすべもなく敗れ去るのは間違いない。
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10月18日(火)
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