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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■南海辰村建設の手抜き工事に驚愕


 少し前に横浜のマンションでくい打ちの検査偽装が発覚し、最終的に4棟建て替えということになったという報道があった。今回、報道されて大きく話題になったことで建て替えという結論になったわけだが、そもそもこの問題は長く住民が訴え続けてきてやっとニュースになったわけで、施工主の側は最初は知らんぷりで通そうとしていたのである。自分の所の評判に関わると思ったからあわてて「誠実そうに」見せているだけで、卑怯な企業経営者や組織が心から悔い改めたワケでは決して無い。

 関西で以前から話題になってるのが、滋賀県の大津京ステーションプレイスというマンションの驚愕手抜き工事である。いやはや、こんなひどい物件あるのかいとオレはその動画を見て驚いたのだが、地下駐車場が水没するわ、天井に意味不明のコンクリ−ト250トンが捨ててあるわ、コンクリートが一体化しないといけない部分が一体化していないのでただコンクリブロックを積み上げただけのようなお粗末な作りである。どこかの頭のおかしな軍事大国の工事ならこういう手抜きは日常茶飯事なので驚かないが、これが日本で行われ、しかも工事をした中堅ゼネコンの南海辰村建設が上場企業であることにオレは驚くのである。オレが株主なら即刻こんなクソ工事しかできない会社の株はすべて売却するだろうし、そのウワサが株式市場で大きく報道されれば株価はストップ安まで売り込まれるだろう。

 目の前のこの驚愕手抜き工事の物件を前にして、まともな企業ならば即座に責任を認めて謝罪し、建て替えなどの形で対応するはずである。しかしクソ企業はそういうことはしない。ごまかすのである。販売元である大覚は「こんなひどい工事にゼニは払えない」「きちっと住めるように直してから売る」至極当たり前の対応である。ところが南海辰村建設は、そのクソ手抜き工事はさておいて「工事代金払え」という訴訟を起こし、さまざまなウソ八百で裁判を戦い、しかも大覚側の弁護士を抱き込むという卑怯な手で一審に勝訴したのである。いやはや、実際に手抜き工事されたひどいマンションというまぎれもない物的証拠が存在するのに、それでも南海辰村建設を勝たせてしまう裁判官もはっきり言って頭悪すぎるのか、ゼニでももらって八百長してるのかと思いたくなる。こいつらには法の番人として正義を行使するという感覚は全くないのである。ただのクソ野郎である。訴えた大覚側も「えっ? なんで負けるの?」とびっくりしただろう。日本の裁判のレベルがクソであるという事実を知らなかったのである。

 オレは「分譲マンション」というものがそもそも詐欺だと思っている。このような集合住宅は賃貸で提供すべきであり、それを「分譲」という形で販売してること自体が大きな間違いであり、日本の住宅行政の過ちであると以前から主張してきた。ただ、そういうことはさておき、50年経ったら無価値になるものであるといっても、少なくとも建設する際には誠意を持ってきちんと建てるべきではないのかということを言いたいのだ。台湾で倒壊した建物にはたくさんの缶が埋め込まれていた。あんなひどい手抜きは絶対に許せないとオレは思うし、日本ではそこまでのひどい手抜き工事はないと信じたい。しかし今回この南海辰村建設の建てたマンションのことを知れば知るほどその手抜きぶりにあきれるのである。

 どんな大企業にもクズ社員はいるだろう。もしかしたら南海辰村建設にもそういうクズ社員が居て、材料費を水増ししていたり資材納入業者から賄賂をもらったりしていたのかも知れない。ばれない程度の巧妙な手抜き工事は建設業界のお約束なのかも知れない。そのあたりの事情はオレにはわからない。しかし、こうしてバレてしまった以上、ごまかさずにきちっと事実を明らかにして世間にお詫びし、社長が記者会見して土下座するとともに入居者に対して、あるいは大きく迷惑をかけた大覚側に対して賠償すべきじゃないのか。それをあらゆる手でごまかそうとすることに対してオレは激しい怒りを覚えるのである。こんなクソ会社が存在すること自体が許せないのである。


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02月28日(日)
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