ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18850699hit]
■組織の論理について〜高知白バイ事故に思う
「高知白バイ事故」をご存じだろうか。最近の多くの冤罪事件の中でも特に悪質なものの一つである。これはどう考えても高知県警の組織犯罪なのだが、残念ながらその告発はすべて裁判所に却下されてしまっている。裁判所も権力側の存在なので、警察の悪事を告発するという「正義」よりも、自分たちを守るという「組織の論理」で動くのだ。
この事故は、駐車場から出てきたスクールバスが交差点で右折するために停止していたところに制限速度をはるかに上回る速度で走ってきた白バイが激突し、その白バイを運転していた高知県警の白バイ隊員が死亡したという事故である。高知県警にとってこの事件で明らかにされたくないことが2点あった。それはこの事故が「停止してるバスへの激突という白バイ隊員の側の責任100%の事故であること」「高知県警が公道上で違法な白バイ訓練を行っていたということ」の2点である。
そこで高知県警は「実況見分用の偽の証拠」「偽の証言」を用意し、その交通事故に関しての裁判を自分たちに有利なように誘導しようとしたのである。なぜそんなことが可能だったのだろうか。ここでまっとうな裁判官ならば「この証拠はねつ造だな」とか「この証言は身内の偽証だな」と判断できるわけだが、残念ながら裁判官というのは一人の官僚であり、出世のためにあきらかにおかしな判決を出すこともあるのだ。片多康裁判長はスクールバスを運転していた片岡さんに執行猶予無しの禁固1年4月という判決を下し、その功績もあって後に東京高裁に栄転している。
もっともここで「正義」を貫いたらその後は左遷されて不遇の日々がやってきたわけで、家族を犠牲にしてまで正義を貫くことを片多康裁判長に求めるのは酷だろう。人間とは弱い存在であり、利益誘導で簡単に転ぶものである。裁判官であっても同じ人間だ。ただ、もしもオレが同じ立場にあったらそういう運命だったとあきらめて正義を貫いただろう。卑怯者として人生を終えるよりも、人間として良心に従って生きたいというオレのような頑固者はたぶん圧倒的少数派だと思うのである。
オレは警察を信用していない。中には正義を貫こうとしてまともに活動してる人もごく少数いるのかも知れないが、大多数は組織の論理に支配されていて個人の正義感よりも上司に逆らわずに波風を立てないことを選ぶ。だから暴力団やパチンコ屋と癒着してるクソ警察官がいても誰も問題にしないのである。後でパチンコ屋の関連団体に天下りする以上パチンコ屋とケンカしたくないのである。暴力団をすべてなくせば仕事がなくなるから共存共栄なのである。
大阪では公然と覚醒剤が売られているが、なぜか警察の取り締まりはほとんどなくたまにアリバイ作りのように小物を捕まえてお茶を濁すだけで、その一方でどうでもいい交通取り締まりとかに精を出している。道頓堀界隈に出没しては女性を拉致して輪姦するレイプカーもなかなか捕まらない。一方で援助交際目当ての女たちが多数徘徊している深夜のなんば周辺は無法地帯である。たぶん警官たちは全く取り締まる気が無いのだろう。
奈良県警では自動速度違反取り締まりカメラ(オービス)の撮影データを一人の警官が管理していて、違反をもみ消す代わりに謝礼を受け取り、それだけではなく違反者の経営する風俗店でタダで遊ばせてもらっていたという事件があった。このような外道が一人しかいないとはオレには思えないのである。きっと他府県でもこうしたもみ消しは存在するのだろう。
[5]続きを読む
08月06日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る