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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■年間に500万円タクシー代を使った公務員
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 ガソリン税の暫定税率が廃止されてドライバーは大喜びである。オレもその恩恵を受ける一人なんだが、福田総理はなんとかその税金を元通りにしたいようである。そこでたかだか2兆6000億取り戻すことよりも、税の無駄遣いをなくすことの方が遙かに大切なんだが、このオランウータン野郎、いや福田総理は「税の無駄遣いを無くす」というとても困難で自民党の既得権益を侵すこととの戦いなんかする気は全然無く、とにかくこの2兆6000億分のゼニを国民からぼったくろうとしてるのだ。しかし、そうやってかき集めた2兆6000億はいったいどんなふうに使われるのか。その一例がここにある。@niftyのニュースサイトからの引用である。

タクシー1人で年490万円=深夜帰宅など、道路財源で支出−国交省2008年4月7日(月)19時45分配信 時事通信
 道路特定財源から2007年度に支出された国土交通省職員のタクシー代のうち、1人当たりの最高額は490万円に上ることが7日、分かった。この職員は関東地方整備局道路部に所属し、深夜帰宅時などにタクシーを190回利用していた。1回平均約2万6000円と高額で、峰久幸義事務次官は同日の記者会見で「ほぼ連日のタクシーの深夜帰宅は問題。業務管理やタクシー利用など改善を進める」と述べた。
 同省の07年度(4月から08年2月)のまとめによると、利用額が多い上位10人は186万〜490万円を使っており、107〜274回乗車していた。残業時間は295〜855時間で、残業代は75万〜266万円。タクシー代や残業代はいずれも道路整備特別会計から支出された。

国土交通省の職員のタクシー代の一部がこの道路特定財源から支出されているわけだが金額にびっくりである。一人で490万円も使ったヤツがいるのだ。ほとんど毎日タクシーで帰っていたのである。週休二日ということを考えると190回 ということはほぼ毎日であり、490÷190=2.579 となるから一回あたり2万6000円のタクシー代を毎日使っていたことになる。国土交通省というのはそんなに残業が多いのか。そんなに連日、終電がなくなるまで仕事をしてるのか。なんとよく働く人たちだと改めて敬意を表したくなるのである。残業時間年間855時間ということは、毎日4時間以上も残業してるということになる。17時に終わって4時間の残業ならまだ終電はあると思うのだが、そのくらいならタクシーを使ってもいいというのが国土交通省の常識なんだろうか。民間企業なら考えられない贅沢ぶりである。

 この国土交通省の連中の頭にあるのは「この道路特定財源のゼニはいくらでも使ってもいいゼニ」「使わなかったら損だからどんどん浪費すべきゼニ」という感覚である。そして、こんな感覚を持ってる公務員はできれば例外だと思いたいのだが、次々と出てくるこのような報道を聞くと、「もしかしたら公務員はこんな金銭感覚の人たちばかりなんだろうか?」と多くの国民は思ってしまうのである。

 オレもかつては一人の地方公務員であった。友人には公務員の方も大勢いる。たいていごく普通の金銭感覚をお持ちの誠実な方々である。こんなひどい奴らはごく一部だと思いたいのだ。しかし、そのごく一部の連中が突出して税金を無駄に使いまくってるから、いつまで経っても税の無駄遣いはなくならないし、その狂った金銭感覚の馬鹿が出世して今度はトップに立つものだから、税金を無駄遣いするためだけのよけいな外郭団体や財団法人なんかを設立して、そこに天下ったりしちゃうのである。ネットで引用しただけのくだらない本を作ってとてつもない金額をぼったくってみたり、愛人といちゃつくためだけに来ている役員ばかりの組織があったり、存在そのものが無駄なものが無数にあるのだ。そんなものをみんな整理すればおそらく10兆円くらいの経費節減になるだろう。国債の利払いにあてるくらいの経費がすぐに捻出できるのである。


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04月08日(火)
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