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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■石原銀行はどうなってるんだ!
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 金持ちになる方法は二つある。一つは実際になんらかの事業で成功してカネを儲けるという方法だが、もう一つは借りたゼニを返さずにそのまま踏み倒して自分のゼニにするという方法である。後者の場合、借りるためには担保が必要だったり審査されたりするわけでなかなか思い通りにいかないのだが、その担保が不要で審査が甘かったら後者の方法をを実践するチャンスが手に入るのだ。東京都が出資した新銀行東京はまさにそうしたハイエナたちに狙われた金融機関だったのである。
 以下、アサヒコムの記事を引用しよう。

新銀行東京、融資焦げ付き86億円 6百社が事実上破綻
2008年03月06日21時58分
 東京都が1000億円を出資し、経営難に陥っている新銀行東京について、融資先1万3000社のうち約600社が事実上破綻(はたん)し、計86億円が焦げ付いていることが6日、分かった。返済が滞った債権も約1620件、186億円にのぼる。都は新銀行への400億円追加出資案を都議会に提出しているが、不良債権の実態が明らかになり、議会の審議に影響を与えそうだ。
 新銀行東京の津島隆一・代表執行役が同日、都議会の自民、公明、民主の3会派に説明した。
 新銀行が昨年12月末現在で融資している企業のうち、民事再生法の適用申請など法的整理をした企業は約600社にのぼった。また、破綻した融資先企業のうち、融資から6カ月たたないうちに破綻した企業は件数で13%にのぼり、融資額では16%を占めていた。
 新銀行の元幹部は「返済する気がないのに融資を求める詐欺的な事業者への対策の不備が開業時から指摘されていたが、ほとんど対策をとってこなかった。特に開業直後は、融資後すぐ焦げ付く案件が多かった」と打ち明ける。06年夏にベンチャー企業に3億円を融資した際、「役員の友人」として十分な審査をせず、約2カ月後に破綻したこともすでに明らかになっている。
 このほか、昨年末現在で返済が6カ月以上延滞していた融資は約1100件、132億円。3カ月以上6カ月未満の延滞は約520件、54億円になるという。
 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズの吉沢亮二主席アナリストは「危険債権の比率の高さが目立つ。今後、景気が悪くなれば融資の焦げ付きが拡大する恐れがある」と指摘する。
 都議会側も「十分議論しないとならない」(自民)、「まだまだ(納得)できない」(公明)、「知りたい情報は不十分で納得できない」(民主)と、追加出資に慎重な姿勢を崩していない。
   ◇
 〈キーワード〉新銀行東京 金融機関の貸し渋りで資金繰りに苦しむ中小企業の支援を目的に、石原慎太郎都知事が03年の選挙公約に掲げ、都が1000億円を出資して05年4月に開業した。無担保無保証融資を看板に掲げたが、審査の甘さから不良債権が膨らみ、08年3月期決算は累積赤字が約1000億円に達する見込み。石原知事は今年2月、経営再建策を示した銀行側の要請を受ける形で、都議会に400億円の追加出資案を提出したが、議会から疑問の声が出ている。

 追加出資しても、もはやこの状態を立て直すことは不可能だろう。これ以上都民の税金を使わずにもう倒産させてしまえばいいとオレは思うのである。無担保無保証でじゃんじゃんゼニを貸してくれるそんな金融機関が本当に存在するなら、オレは株式投資のタネ銭を貸してもらいたいと思うぜ。都民にしか貸してくれないのか。大阪にもこういうのを作ってくれよ!

 「返済する気がないのに融資を求める詐欺的な事業者」であるかどうかをなぜチェックできなかったのだろうか。融資後すぐに焦げ付くというのはどう考えてもおかしいが、ゼニを借りて踏み倒すことだけが目的だったとしたらそんなことは当たり前である。ゼニを借りようとしている相手がちゃんとなんらの事業を行ってるのか、あるいはただのペーパーカンパニーや怪しい宗教カルト集団なのか。暴力団のフロント企業なのか。そんなことを調査するだけの能力が新銀行東京にはなかった。だからこのような結果を招いたのである。これは予想された結末だ。


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03月07日(金)
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