ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18847788hit]

■強姦罪の最高刑は死刑にしてください
 いじめ事件が起きるとき、被害者と加害者以外に傍観者とも言えるべき人たちが存在するわけだが、その傍観者には全く罪はないのか。それを強く感じたのが今回のこの事件であった。衆人環視の車中で女性を連れ去り強姦した男と、その状況を傍観していた乗客たち。オレが空恐ろしいと思ったのはその40人の乗客の中に誰一人として「警察に通報する」勇気を持った者がいなかったということなのだ。

特急トイレで女性暴行、36歳男を再逮捕…乗客知らんぷり
JR北陸線の特急電車内で昨年8月、女性客に乱暴したとして、大阪府警淀川署は21日、滋賀県湖南市の解体工事業、植園貴光被告(36)(強姦=ごうかん=罪などで公判中)を強姦容疑で再逮捕した。
 同じ車両には約40人の乗客がおり、異状に気付いた人もいたが、植園被告にすごまれ、制止や通報ができなかったという。
 植園被告は昨年12月、JR湖西線の電車内と大津市内の駅トイレで2件の女性暴行事件を起こしたとして起訴され、今月6日、大津地裁で開かれた初公判で起訴事実を認めていた。
 調べでは、植園被告は昨年8月3日午後9時20分ごろ、特急「サンダーバード」(9両)が福井駅を出発した直後、旅行客の大阪市内に住む20歳代の女性の隣に座り、「声を出すな、殺すぞ」と脅して体を触り始め、同10時45分に京都駅を出発後、トイレに連れ込んで暴行した疑い。
 女性がいた車両には当時、約40人が乗車。女性がトイレに連れて行かれる際、泣いているのに複数の乗客が気付いたが、「何を見とるんじゃ」と植園被告にすごまれ、何もできなかったという。車掌も、女性の隣に座る植園被告を確認していたが、暴行には気付かなかったという。
 女性は大阪府警に被害届けを提出。昨年12月の事件と手口が似ていたため、府警が現場で採取した遺留物のDNA型を鑑定した結果、植園被告と一致した。
 調べに対し、植園被告は「他の客から離れて座っている女性を狙った」と容疑を認めているという。
 JR西日本によると、すべての車両には連結部付近の壁に非常通報ブザーがあり、今回の事件を受け、ブザーの位置を知らせる大型ステッカーを張ることを検討中。同社広報部は「不審な行為を目撃した時には、ブザーで車掌に連絡してほしい」としている。(2007年4月22日20時45分 読売新聞)

 この事件が発生したのは昨年8月3日である。犯人の植園貴光はその後も同種の事件を起こし続け、昨年12月にJR湖西線の車内と駅のトイレでの強姦の容疑で現在公判中である。事件の種類から考えてオレは他にも無数の余罪があって、泣き寝入りしている女性が多数存在すると思っている。8月3日にこの狂犬を通報しなかった40人の乗客たちは、その後起きた事件の間接的な加害者である。もしも最初の事件の時にこの植園貴光が逮捕されていれば、その後の事件は起きなかった可能性が高いからだ。

 オレはこの世から悪を追放する唯一の方法は、一人一人の市民が正義感を持つことであり、その正義を実行するための勇気を持つことだと思っている。言論という手段で政治の腐敗を訴えること、身の回りの不正を告発すること、これもまた勇気の一つの現れである。もちろん「相手がどんな凶器を持っているかわからない」「自分の命が大事」だと思って行動をためらう人も多いだろうし、それが普通の行動かも知れない。しかし、そこで行動を起こして刃物を持った狂犬によって殺されることと、何も行動を起こさずに人が傷つけられたり殺されたりするのを傍観することと、どちらがよりよく生きることであるかとオレは考えるのだ。オレは確かに命が惜しい。だがそれ以上にオレは自分の名を惜しむ。そして自分が生きるために誰かを見殺しにしてしまった卑怯さを恥じる。


[5]続きを読む

04月24日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る