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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■横浜ベイスターズはなんて気前がいいんだ!
 オレは横浜ベイスターズのことを失礼ながら貧乏球団と思ってきた。佐々木を米大リーズに放出したのも年俸が高すぎて払えなくなったからだと思っていたし、高額年俸選手をできるだけ置かないというのがその基本的な方針だと思っていたくらいである。昔、ここの親会社は大洋漁業(現在のマルハ)だったが、そこもゼニに困って手放したくらいでセリーグでは広島と並んでゼニの不安のある球団だと思っていたのである。ところがどうもそうではなかったらしい。オレはこの報道に驚いている。

那須野投手に契約金5億3000万、横浜が申し合わせ逸脱
プロ野球の横浜ベイスターズは11日、2005年に自由獲得枠で日本大から入団した那須野巧投手(24)に対して契約金の最高標準額を超える5億3000万円を支払っていたと発表した。
 プロ野球の新人選手との契約については、12球団の申し合わせ事項として最高標準額(契約金1億円プラス出来高5000万円、1年目の年俸1500万円)が定められている。横浜は04年12月3日、その上限を大幅に超える額で那須野投手と契約し、05年から今年1月まで計5回に分割して支払う内容の覚書をかわし、契約通り、支払いは完了した。また、1年目の年俸も標準額の倍の3000万円だったという。
 契約日は、新人選手獲得に関する「倫理行動宣言」採択(05年6月)以前だが、倫理宣言の契機となった明治大・一場靖弘投手(現楽天)への現金供与問題発覚(04年8月)より後だった。那須野投手は長身左腕で、当時の東都大学リーグ記録となる10連勝を達成していた。
 佐々木邦昭社長は「申し合わせをはるかに超えた金額を払うことについては、遺憾に思う」とした上で、「選手には全く責任はない。ペナルティーも考えていない」と話した。
(2007年4月11日23時12分 読売新聞)

 この5億3000万という金額は巨額すぎる。もしもこのゼニを払ったのが巨人ならオレは驚かなかっただろう。巨人に関しては二岡や高橋由伸の入団に関して巨額の裏金を使ったというウワサもある。それを裏付けるように広島出身なのに巨人入りした二岡に対して、広島市民球場では「ゼニオカ!」という罵声が飛ぶらしい。高橋由伸に関しては、父親が事業で作った借金20億円を読売グループが肩代わりしたという記事を週刊誌で読んだことがある。それらはなぜか問題にされることもなかった。単なるウワサの域を出なかったからである。しかし事実だったとしたら重大なルール違反ではなかったか。あるいは巨人が関与してるために不問だったのか。オレは大いなる疑問を感じてるのである。

 西武、横浜とどちらかというと球団経営に苦しんでいるはずの貧乏球団から入団前や入団時のゼニにまつわる不祥事が公開された。こういう貧乏球団でもやってるということは、ゼニのある球団は当然もっとえげつないことをやってる可能性は高いわけで、オレの愛する阪神タイガースももしかしたら裏金という名のゼニを使ってるかも知れない。ソフトバンクが九州の有力選手を確保できるのもそのおかげかも知れない。オレはオリックスの三輪田スカウトが自殺したのを、球団が裏金という名のゼニを出してくれなくて選手が獲得できなかったことが一因だと思っている。

 さて、5億3000万ももらった那須野が横浜のエースとして大活躍していれば何の問題もないわけで、そのゼニに見合った働きをしたと言えるのだが、残念ながら成績はよくない。2005年は8試合で1勝2敗、防御率8.18、投球回数22回である。2006年は16試合に登板して3勝8敗、防御率は4.06、投球回数は95回に増えた。どう考えても契約金5億3000万の値打ちはない。今季も主に中継ぎとして登板してすでに5試合投げているが、その程度の投手ならいくらでもいる。横浜は本当に高い買い物をしたものである。


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04月12日(木)
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