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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ウィニーの開発者が有罪ならば・・・
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ファイル交換ソフト、ウィニーの開発者が「著作権法違反」で有罪となり、罰金150万円という判決が出た。オレはこの判決に大いに不服である。なぜなら著作権法違反を行ったのは開発者である金子勇さんではない。金子勇さんは不特定多数の人々の間でのファイル交換を可能にしただけのことである。ウイニーが存在することで著作権法違反が容易になることは事実だ。しかし、世の中にはそんな類のことはいくらでもある。犯罪を実行できるツールを開発することが犯罪であるならば、この世には広義の犯罪に含められてしまうことがどれほど多いことか。
たとえば音楽CDを複製することは著作権法違反ではないのか。パソコンに付属するCD−RWドライブやDVD−RWドライブを用いればいくらでも音楽CDやパソコン用のゲームの格納されたCDを複製することができる。それらの行為は著作権法違反ではないのか。そうやってコピーされた海賊版CDのオフィス2003やWINDOWS/XP、フォトショップなどをのソフトを日本橋の路上の露店で一枚1万円で売る行為は違法とされるわけだが、その行為を容易ならしめる装置を製造販売してるNECや日立やSONYが摘発されることはない。これは不公平ではないのか。
毎年交通事故で数千人の人が死ぬ。交通事故の原因となるのはクルマである。クルマを不特定多数に販売する結果、運転がへたくそな馬鹿や、飲酒運転する危険なヤツまでがクルマを所有することになる。その結果多数の痛ましい事故が発生することを少なくともトヨタ自動車の渡辺捷昭社長は予見できていたはずである。それでもクルマを販売する行為は未必の故意による殺人とは言えないのか。ウィニーによる著作権侵害で人が誰も死んでいないことを思えば、金子勇さんよりも渡辺捷昭社長の罪の方がはるかに重いのではないか。交通事故の死者が年間に7000人いるとして、そのうちの3000人くらいはトヨタ車に関係した死者のはずである。
JTの社長が肺ガンでの死者や患者すべてに対して責任があるのだとすれば、対象者は数万人になるはずだ。酒造業者は、酒の飲み過ぎによって肝臓を悪くしたりして死んだすべての人に対して責任があるはずだ。鉄道会社は飛び込み自殺するすべての人の死に対して責任を負うはずだ。少なくとも絶対に飛び込めないような駅のホームの構造にしておけば自殺者は発生しないからだ。刃物による殺人事件が起きたら、その刃物を販売した店に責任があるのか。高校生が飲酒運転で事故を起こした場合、明らかに未成年とわかってるのに酒類を販売した店に責任があるという判例がすでに出ている。だったら明らかに凶悪殺人犯のように見えるオッサンに刃物を売ったホームセンターに罪はないのか。宅間守に包丁を販売した店はいったいどこなんだ。オレはそれが言いたいのである。法の拡大解釈とはこういうことなのである。
もちろんオレは野放図に著作権侵害が発生してる中国のような状況を容認するわけではない。著作権者の利益は守られるべきだ。ただ、その場合処罰されるのはこのウィニーの開発者ではなくて、著作権法違反の行為を行った個々が処罰されるべきではないのか。ちょうど交通事故の時に自動車を製造した企業ではなくてその自動車を運転していた個人が加害者として処罰されるように。ウィニーによって著作権法違反を行った者は、パソコンを押収して履歴を調べ、徹底的に告発すべきだろう。
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12月15日(金)
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