ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■すべての教員を正規雇用にせよ
 橋下大阪市長は「生徒の集まらない高校は募集停止する」と宣言した。これは高校の数をどんどん減らして教員をリストラすることを明言しているようなものである。しかし大阪府の教育レベルは果たして教員削減しても守れるのだろうか。近畿圏の教員採用試験の志願者が大阪以外を併願する場合、大阪とダブル合格した場合は待遇の悪い大阪を必ず蹴るそうだ。その結果大阪府・大阪市の教員採用試験の実質競争率はかなり低下している。いい人材を選ぼうにも、最初から集まっていないのである。なぜこんなことになったのか。教員という世界がブラック企業化していて、仕事が片付かないので夜遅くまで学校に残り、時にはモンスターペアレントの攻撃にさらされ、ひとたびいじめ事件が起きればマスコミにたたかれるというふうにストレスにさらされ続ける職場であることを多くの人が知っているからである。

 今学校を取り巻く問題は数多くある。小学校で英語を必修にしようというアメリカの顔色をうかがったような方針も打ち出されているし、東京都のように生活保護世帯に塾代を補助している自治体もある。これでは学校教育が信頼されていないのと同じである。大学生の学力不足の原因は小学校時に学習の積み残しをしたまま再履修の機会がなかったからである。分数の計算ができないまま、九九を覚えないままに大学受験を迎え、そして定員割れで全員入学してしまうからとんでもない低学力の学生が生み出されてしまう。

 教育は国の根本を支える部分である。きちっとした教育を受け、学力や生活能力を身につけるからこそ社会に出て自力でやっていけるのである。「社会人になる以上、最低限でもこれくらいは知っていて欲しい」というレベルが義務教育終了レベルであり、多くの大学生がそのレベルに到達できていない以上、小学校中学校の教育により多くの予算、人員を配分して改善することは急務であるとオレは考えるのだ。それなのに自民党もどこかの61億円を惜しむ田舎政党も教育の世界で大幅なリストラを推し進めようとしている。そんな未来を見通せない集団はもはや命運は尽きたことを自覚してさっさと解散すべきだろう。江田憲司にでも拾ってもらえよ。 
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12月18日(水)
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