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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■日本再生への道とは何か?
なぜ塾が必要なのか。それは公立の小中学校が学級崩壊で学びの場ではなくなっているからである。まともに勉強したい者は学校では勉強できないので塾に行くしかないのである。その結果として、塾に行く余裕のある生徒とそうでない生徒との間に学力差が生まれてしまう。もしも学級崩壊が起きずに小中学校がちゃんと機能していればそこで学力を身につけることができたはずだし、中高一貫の私学に進まなくても、公立の高校から難関校に進学できるはずである。
被害者を自殺にまで追いこむような悲惨ないじめ事件が起きるのかなぜか。教師がなぜ現場のいじめに気付かないのか。オレは不思議でしかたがないのである。ただ、それを解決するのはもっと小中学校の先生に有能な人材を配置するしかない。それを養成するのは国立大学の教育学部の仕事である。教員養成のカリキュラムの中で、いじめ対策にどの程度の時間が費やされているのだろうか。オレはそれが知りたいのだ。
戦前の日本では大学進学のゼニのない貧しい人間は、軍人になるか教師になるかという選択だった。それは陸軍士官学校や海軍兵学校、そして師範学校が無償だったからである。貧しい農家に生まれた野口英世が医師になれたのは金持ちのスポンサーがついたからであり、医師になれるのは普通は金持ちの子弟だけだったのだ。
すべての国公立大学を無償化したところで、道路やダムや新幹線や原発の地元対策にばらまくゼニに比べれば鼻くそみたいな金額である。国公立大学の学生が日本中で50万人だとすればその授業料を年間50万と仮定して、それを全部タダにしてもたった2500億円かかるだけである。費用対効果ということを考えた時、わずかな金額で劇的な効果を生み出すこのような政策こそ導入する価値があるのだ。
崩壊してしまった教育を立て直すのは簡単なことではない。それこそ国家百年の計が求められるのだ。公共の場所でマナーを守ること。厳粛な式典で騒がないこと。荒れる成人式を見ればそれが失われつつあることがわかる。それが普通であってはならないのである。しかし、だからこそ長期的な視野に立って教育の再生をはかるしかないのである。一年も経たないうちにくるくると文部科学大臣が替わるようでは何の政策も方針も示せないということもまた事実なのだが。
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01月01日(火)
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