ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■これは自民党政治の終焉か?
 オレは自民党政権を一度途切れさせることで、自民党の連中がアメリカとの間におそらくは結んだであろう密約をみんな反故にできる可能性を期待する。アメリカは躍起になってMD(ミサイル防衛システム)を売り込もうとしているが、そんなものに1兆円も出すくらいなら国内でかなりの雇用対策が可能になる。沖縄の部隊のグアムへの移転も日本が極端に水増しさせられた引っ越し代を思いやり予算から負担させられるみたいだが、そんなものもすべて拒否してもらいたい。それを可能にする方法は政権交代だけだ。「そんな約束はコイズミのアホが結んだのだろう。そんなこと知らんね」と突っぱねて、日本の国益だけを主張するそんな人間が総理大臣となってもらいたい。(民主党内に人材がないならなんならいつでもオレを指名してくれ。暗殺されるまでオレは戦うよ。たぶんそういう意志を持った米国政府に都合の悪い人間は必ず抹殺されると思うからな。)

 国民年金の掛け金の未納者がなぜ多いか知ってるか? それは大規模小売店舗法のせいで自営業の個人商店がほとんど壊滅させられ、地方の駅前商店街がシャッター通りと化したことと大いに関連がある。大企業が偽装請負や派遣社員に頼って正社員率を低下させた結果、厚生年金加入者が減ってしまったということも関連している。大企業優先の偏った政策で国民の多数を貧しくしておいて、その貧しくなった国民に「後期高齢者医療制度」なんて形でさらなる負担をさせようとしているわけだ。なぜ搾取によって豊かになった企業に負担させずに、ダメージを受けてぼろぼろになっている国民からさらに巻き上げようとするのか。これまでの政策のミスが今の状況を生み出しているということをどれだけ認識しているのか。

 自民党がアメリカ一辺倒のスタンスを続ける限り日本はドル安と共に沈没するしかない。まだ世界の趨勢がわかっていないのは日本の政治家くらいだろう。今回の北京五輪の問題を巡って欧州諸国が中国との対立を深める中で、日本とアメリカが中国べったりなのはなぜか。アメリカの崩壊を救うのは日本や中国の資金だからだ。日本が保有する数百兆円規模の米国債をおそらくコイズミは「絶対に売らない」なんて密約を結ばされてるのだろう。永遠に売れない債券なんてただの不良債権である。サブプライム問題はこのゴミをアメリカに巧妙に押しつけるいいチャンスだったんだ。出資という形でその紙切れを押しつけてやれば、ちゃんとまともな形で換金可能だったわけだ。そんなことになぜ日本の財務官僚は誰も気づかなかったのか。きっと馬鹿なんだろう。

 この補選が自民党政権の終焉となるのか、あるいはまだ波乱が待ってるのか、それはオレにはわからない。ただ、今回のチベット問題で中国という国家の本質が明らかになった以上、日本が世界に示せるものは何か。それを考えるのが政治であることに気づいて欲しい。これは中国のしでかした「敵失」なのである。今こそ日本の国際的な地位を高めてアメリカや中国に対して有利に外交を進めるチャンスなのだということに政権内の誰が気づいてるだろうか。

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04月28日(月)
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