ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■石原銀行はどうなってるんだ!
 新銀行東京が敬遠された理由の一つはその金利の高さだという。9%の金利を払って収益を上げられるような事業はなかなか存在しない。そこを狙って民間の金融機関が7%程度の金利を提示すれば誰でもそちらに借り換えるだろう。残るのは返す気のない連中ばかりである。かくして不良債権だけがふくれあがっていったのである。いやもう絵に描いたような凋落劇である。
 
 開業からわずか3年で累積赤字が1000億円に達し、さらにこれからも不良債権が増加することが確実のこの新銀行東京に延命のためのゼニを注入することは全く無意味である。損害を最小限に抑えるためには、いますぐにでもこの銀行を倒産させてしまうことだ。預金保険によって1000万円までは預金者のゼニが保証されるわけだが、こんなヤバイ銀行に1000万以上預けてる方はたぶんないだろう。

 ただこの銀行は石原知事が選挙公約に掲げて、中小企業の支援という名目で開業しているのである。そして融資案件の中にはちゃんと事業がうまくいって、順調に返済してるところもきっとあるはずだ。少なくともほとんどの融資先はまともなところなんだろう。これは生活保護の制度と似ている。ごく一部の不正受給者が居るからと制度すべてを廃止できないように、新銀行東京も一部の悪徳借り主が居るからと銀行をぶっつぶしてしまうわけにもいかないわけである。

 都のやるべきことは、信用保証協会みたいなかたちで焦げ付いたときに代理弁済し、きっちりと連帯保証人から回収するという形ではなかったのかとオレは思うのだ。銀行をわざわざ開業する必要がどこにあったのだろうか。

 借りたゼニを踏み倒した融資先が実際はどういう連中だったのか。オレはそれが知りたいのである。きっとヤクザがごろごろ出てきそうである。東京都が暴力団の資金を提供していたのだとしたら、それが覚せい剤の仕入れ資金になっていたりしたら、もはや冗談ではすまないのである。

以下はアサヒコムの続報の記事である。

破たん企業2300社 焦げ付きは285億円 新銀行東京2008.3.7 23:24
 東京都が1000億円を出資して設立、多額の累積赤字を抱える「新銀行東京」(東京都千代田区)で、同行の融資を受けながら経営破綻(はたん)した企業が約2300社に上ることが7日、分かった。
 ほとんどが無担保融資で、焦げ付きは総額285億円(今年1月時点)となることも判明。銀行では当時の仁司泰正代表執行役ら旧経営陣のずさん融資が経営悪化を招いたとして今後、刑事、民事両面の責任を追及していく方針だ。
 都による400億円の追加出資を巡り、11日から開催される都議会予算特別委員会の審議に与える影響は大きそうだ。
 新銀行はこれまでに、民事再生法の適用申請などで法的整理をした企業は約600社で、回収不能額が約86億円に上ることを公表。こうした法的整理に加え、手形の不渡りなどで破綻した企業が計約2300社で、焦げ付いた融資は総額約285億円となることが新たに判明した。
 同行では、旧経営陣が原則5000万円とした上限いっぱいの過剰融資を奨励。焦げ付きを不問にしていたほか、「半年つぶれない会社だったらどんどん貸せ」との方針を示していた。
 このため、融資先への訪問調査や資金確認を行わないずさん融資が常態化。破綻企業のうち、融資申し込み時点で決算書の粉飾が疑われるものが相当数あったこともすでに分かっている。
 旧経営陣は取締役会や大株主である東京都に焦げ付きに関する事実を一部隠蔽しており、石原慎太郎知事は7日の定例会見で「常識では考えられない」などと批判している。


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03月07日(金)
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