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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ヤマトを汚した男
 アニメのキャラがパチンコ台に使用されれば莫大なゼニが転がり込む。その金額は数億円とも言われている。それ故多くのアニメがパチンコに使われることとなった。「北斗の拳」などはパチンコをしないオレでも知っているくらいだ。しかしそれを敢然と断る漫画家もいた。鳥山明は「ドラゴンボール」を使いたいという要請に対して「私は自分のキャラクターが、パチンコという大人の賭博に使われるのが我慢ならないんですよ。漫画を大人の賭博に使って、お金のために誇りを捨てる人たちがたくさんいる」「私は絶対に、パチンコに作品を売ったりしませんよ。だってそうでしょう、自分の子どもを賭博屋に売る人間がいますか?」と答えたという。やなせたかしも「アンパンマン」を使いたいという遊戯具製造メーカーの誘いを断ったという。当然だろう。子どもたちに夢を与えるはずのアニメが、大人の汚れた賭博の道具にされてしまうのである。まともな神経があれば拒否するだろうし、少なくとも自分の作品に対する愛があるならばそれを断って当然だ。

 オレは少なくとも松本零士という漫画家をこれまではかなり尊敬していた。「銀河鉄道999」も好きだったし、何より彼が描く女性キャラはおれにとってあこがれの対象だったからである。それが少し変わったのは彼が槇原敬之を「自分の作ったフレーズをぱくって歌詞を書いた」と訴えた時である。そんなありふれたフレーズにいちゃもんをつけていったいどうしたんだとオレは不思議に思ったのである。このジジイ、年を取ってもうろくしておかしくなったのかと正直言って悲しかったのである。そうやって他人にケチを付ける松本零士は、「宇宙戦艦ヤマト」という日本のアニメ市場に燦然と輝くすぐれた作品の権利を私物化してパチンコ屋に売り渡したクソジジイだったわけである。晩節を汚すとはまさにこのことである。

 どうしてもゼニが欲しかったのなら、自分の完全オリジナルのキャラだけをパチンコ屋に売ればよかったじゃないか。あんたにはあの作品があるじゃないか。あの四畳半アニメ「男おいどん」である。パチンコ台「男おいどん」なら絶対に誰も文句は言わない。サルマタパワーでフィーバーしてもらっていればそれで十分なのである。

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01月02日(火)
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