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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■あほか!そうめんは喰うためにあるんや
8月27日、そうめん流しに使う竹樋(たけとい)の長さの「世界記録」に徳島県美馬市の学生などが挑戦し、従来の記録より約200m長い1575.5mを達成したというニュースを知ってオレは思ったのである。「あほか!」この企画は竹細工で知られる地元美馬市の竹の知名度を高めようとして、美馬市出身の高知大4年中川留美さん(22歳)が提案して実現したという。700本の竹で作った竹樋を吉野川の堤防斜面に並べ、隣町の名産である「半田そうめん」をそこに流したのだという。全長1.5q以上である。そうめんは最後までたどり着くのに2時間50分かかったという。なんのためのそんな馬鹿なことをするのか。その2時間50分流れたそうめんは最後は誰が喰ったのか。そんなもん、うまいわけがないだろう。そんな長時間水に漬かってふやけたそうめんなど決してうまくないのである。
せっかくのおいしいそうめんをおいしい状態で食べずに、3時間近く竹樋で流して弄んでから食べる。これほどそうめんを馬鹿にした行為があるだろうか。オレは断じてこの愚行を許すことは出来ない。こんな愚かなことをギネスブックに登録申請するという。あちらさんは日本人も改訂版の本を買ってくれるということでゼニのために喜んで載せるだろう。この行為の愚かさに苦笑しながらである。
正統派のそうめん流しというのは竹樋を使用して行うのだという。しかし、一方通行の樋を用いるそうめん流しはつかみそこねた場合にそうめんを回収する手間が必要になる。また上流に位置するものが極端に有利という食べる人の間の著しい不平等を発生させてしまう。そういう理由からオレは、そうめん流しをおいしく味わう方法として唐船峡のそうめん流しセンターで使われている丸テーブルこそがベストだと思うのである。大阪でこの丸テーブルを設置した施設がどこかにあるのだろうか。オレの調査不足かも知れないが寡聞にして知らないのである。そんなことなら自宅に導入してベランダに置いて、そうめん流しパーティーをすればいいのかも知れない。そうめん好きだがそうめん流しのおいしさを知らない人は、ちょっと遠いが唐船峡に出かけて、ぜひそのおいしい流しそうめんを味わって欲しい。その後で、1.5qそうめんを流した馬鹿どもの愚行を笑ってやれ。「そうめんはこうやって喰うのがうまいんだぜ馬鹿野郎!」と
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08月28日(月)
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