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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全クラ グループリーグ初日 三菱養和−徳島 C大阪−山口
前橋フットボールセンターは以前は下増田運動場と言って、観戦者の間ではクラブユース選手権会場の中でも悪名高い場だった。交通の便が悪く、ピッチは最悪、暑くて自販機も故障して水分補給すらままならない……。私も意図的にこの会場は避けてきた。しかし近年群馬県を代表するフットボールセンターとして天然芝4面のしっかりした会場として整備され、ようやく足を運ぶ気になった、というわけである。ただ昨年も観戦計画に入れていたが、大阪から向かうJRが土砂降りのため止まり、迎えなかった。というわけで今年が初訪問になった。今夏は異常な暑さで、熱中症による死者も多数出ている。いくら対策を立てていても観戦者にもハードだし、まして実際にプレーする選手には厳しい環境である。もともとクラブユース選手権は福島のJヴィレッジで開催されており、その前は河口湖サッカー場やくぬぎ平といった山梨の高原など涼しい会場だった。しかし東日本大震災に伴う福島原発事故によってJヴィレッジが使えなくなり、長野の菅平高原など、もっと涼しい会場が確保できなかったのか、真夏は猛暑の前橋中心開催になってしまった。そしてこの夏は連日37℃〜38℃という猛暑。本来の40分ハーフを捨てて35分ハーフにしたり第1試合を9時キックオフにしたり、第2試合のキックオフを30分早めたり、WBGT(暑さ指数)をもとにクーリングブレイクを導入したり、と様々な健康対策をとっている。しかし根本的解決には涼しい場所での開催以外ないと思っている。

さて今大会、知人に最寄り駅から車で送っていただき、楽をさせてもらった。今大会の観戦テーマは実績十分な強豪クラブではなく、「力をつけてきているクラブを観る」ということである。元々新興チームというものが大好きだし、Jクラブは後発チームがどんどん力をつけてきているというのもある。以前の物差しは通用しない。

さてこの日の第1試合は三菱養和対徳島。三菱養和と言えば、Jの下部組織ではないが、街クラブ最強として4年前のクラブユース選手権を制し、今年も関東チャンピオンであり、元プレミアリーグである。つまり最高級の実績がある。よって目当ては徳島になる。四国では実績は愛媛FCに次ぐナンバー2で、プレミア経験はないが四国プリンスでは優勝争いに毎年加わり、後発Jユースとして期待できる。会場には観客用のテントが張られ、直射日光は避けられ、しかも天然芝のため地面からの照り返しも少なく、噂の悪評と違って比較的好印象である。ただし気温自体は暑かった。

クラブユース選手権第1日 D組
三菱養和SCユース−徳島ヴォルティスユース
9時 前橋フットボールセンターD 天然芝 並 晴 猛暑

三菱養和         徳島
−−−勝浦−−栗原−−− −−−−−岩佐−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
小山−松川−冨久田−宮本 八木−森田−−澤崎−山田
廣川−遠藤−−清水−宮崎 久米曽根久次米前田−市川
−−−−−飯塚−−−−− −−−−−後東−−−−−



三菱養和SCユース 監督:増子亘彦 
前登録、調布は三菱養和SC調布ジュニアユース、
巣鴨は三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
GK  1 飯塚洸太  178/70 01/01/13 FC杉野Jrユース
DF  2 宮嶋俊弥  170/63 00/08/11 調布
    4 遠藤光   178/67 00/06/05 調布
    6 廣川虎太郎 178/67 00/06/07 巣鴨
   16 清水雅仁  174/72 01/06/12 巣鴨
MF  3 小山竜二  177/64 00/04/08 巣鴨
    7 冨久田和真 168/61 01/02/13 調布
    8 松川隼也  170/65 00/09/09 巣鴨
FW 10 宮本康生  163/61 00/06/11 調布
   11 勝浦太郎  174/74 00/04/07 横浜F・マリノスジュニアユース追浜
   20 栗原イブラヒムジュニア 190/84 01/08/14 巣鴨

徳島ヴォルティスユース 監督:羽地登志晃 
前登録徳島は徳島ヴォルティスジュニアユース出身
GK 32 後東尚輝  186/70 02/04/26 徳島
DF  4 久米航太郎 166/65 00/05/29 徳島

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07月22日(日)
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