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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・高校サッカー年鑑熟読法による各県有力校ピックアップ。
高校に限らず、サッカーの力量を図るには生観戦、それも複数回観ることが原則だ。それが無理ならテレビ観戦ということになる。しかしそれずら無理な場合、公式記録やスコアで判断するしかない。身体は一つしかないし、時間も無限にはないのだから。そして注目校を見つけるとなるべく早い段階で観に行く。

毎年『高校サッカー年鑑』という資料集が発行されている。2500円前後の分厚い冊子で、総体や選手権の予選全結果も載っている。まあ勝敗とスコアだけだが。ここからチーム力を推定するということを毎年やっている。今年度号(2015年版)は先週末に発売されたので、この手法を用いる。

@ 総体が基準になる。選手権は引退する高校が多いからだ。純粋に力量を推し量るなら、イコールコンディションの総体に限る。
A 県ベスト4は無条件にピックアップ。そしてその高校に2点差以内負けもピックアップ。2点差というのはどう転ぶか分からない点差だし、そのスコアなら勝者も苦しむ勝負の可能性が高い。逆に言えば敗者も戦えるということ。更に2点差以内負けの高校に2点差以内負けもピックアップ。これを繰り返す。
B サッカーでは力量が互角でも、精神的に切れたり、バランスを崩して攻めてカウンターから次々失点して大差負けが往々にしてある。そこで過去数年分を調べる。今回は過去3年間で2回以上2点差負けをピックアップ。
C これに該当しなくても経験的に注目に値する高校はピックアップ。

以上の作業を軽く行う。ピックアップした高校は全国の可能性が少しなりともあると考える。よって予選の早い段階で観に行く可能性がある。青森山田の絶対的な立場がある青森以外はピックアップに何らかの意味があることがわかっている。星稜の石川ですら、楽に予選突破していない。

今回は2013年版が見当たらなかったので、2012、2014、2015年版から調べた。
作業終了したのが北海道・青森と関西の滋賀・京都・奈良・和歌山である。結果を発表する。

北海道
ピックアップ
東海大四、北海、大谷室蘭、札幌創成、札幌新川、北星学園大附属、札幌北斗、とわの森三愛、札幌大谷、札幌光星、札幌清田、札幌手稲、小樽潮陵、旭川実、帯広緑陽、帯広北、札幌第一

加えて経験的に、駒大岩見沢、札幌新陽、北海、倶知安、旭川実、北海道文教大明清、釧路北陽、釧路湖陵、釧路江南、旭川凌雲、函館大有斗、市立函館をピックアップ。

注目の新興校は紋別と岩見沢東(全国経験あるが)


青森県
ピックアップ
青森山田、八戸学院光星、八戸工大一、八戸学院野辺地西、三本木農、弘前実、東奥義塾、五戸、三本木、弘前、青森北、八戸、木造、八戸西、三沢商

経験的にピックアップすべき高校はない。青森山田の絶対君主制を崩さなければ。

注目の新興校は八戸学院野辺地西と八戸工大一。五戸を中心とした県東部はレベル高いが、選手が散っている印象が。何かにきっかけで一気に山田に追いつく可能性を秘めていると思うのだが。


滋賀県
ピックアップ
守山北、野洲、守山、水口、綾羽、草津東、比叡山、北大津、八幡商、玉川、伊吹、瀬田工、甲西、近江兄弟社

加えて経験的に、水口東、膳所、滋賀学園、安曇川もピックアップ。

最も注目する新興校は玉川や滋賀学園あたり。

京都府
ピックアップ。
福知山成美、立命館宇治、東山、桂、両洋、山城、洛北、洛星、花園、久御山、京都橘、京産大附属、京都廣学館

加えて経験的に大谷、伏見工、京都朝鮮、龍谷大平安、向陽、菟道、塔南、城陽もピックアップ。

注目の新興校は両洋、廣学館、大谷あたり。


奈良県
ピックアップ
奈良育英、五條、法隆寺国際、奈良北、郡山、一条、東大寺学園、大和広陵、生駒、西和清陵、橿原、帝塚山

加えて経験的に高取国際と香芝と登美ヶ丘をピックアップ。

奈良は地殻変動の只中にあり近年全国に行った高校以外のすべてが注目校と言えるだろう。強いて挙げるなら西和清陵と高取国際か。


和歌山県
ピックアップ

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02月16日(月)
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