ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■兵庫高校新人戦準々決勝 滝二ー神戸 報徳ー加古川東
兵庫の大会は何かと淡路島で行われ、しかもまだ便利な佐野ではなく、タクシーを使うしかない五色でやるので足を運ぶ気になれない。しかし準々決勝が加古川の日岡山で行われるので迷わず足を運んだ。高槻を出た時間帯にはまだ新快速が走っておらず、快速でのんびり向かう。そして加古川から加古川線に乗り換え1つ目の日岡駅で降りる。加古川線はディーゼルカーのイメージが強かったが電化されている。2004年電化なので、前に乗ってから10年以上経つことになる。日岡駅から東に向かい坂を上り10分ほどで日岡山公園入口。そこから中に入り一番奥がサッカーグラウンドである。

注目点は監督が変わった滝二の新しいサッカーと、灘・甲陽クラスではないから超進学校とまでは言えないが偏差値が高く、またかつての強豪校の神戸がどういうサッカーをするかだ。先週の奈良新人戦では超進学校・東大寺が一条に0−3負けと健闘しており、興味深いところだ。

試合は35分ハーフ。

兵庫高校新人戦準々決勝
滝川第二−神戸
9時30分 日岡山グラウンド 晴れ 人工芝

滝二           神戸
−−−八八−−十九−−− −−−十三−−二四−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七十−二十−−九番−七八 十二−七番−−十六−八番
十七−二七−−二番−四五 十五−四番−−五番−六番
−−−−−一番−−−−− −−−−−二五−−−−−

神戸はすぐに特徴的なスタイルがわかる。技術でも身体能力でも落ちるが頭脳に優るチームが採る策だ。つまり、バックラインを押し上げ、プレスを掛けて相手の自由を奪う。ただし上げ過ぎるとスピードに劣るチームは裏への駆けっこで負けるので、普通自陣30m位の位置にラインを設定し、裏はGKに任せるが、神戸は高め。ただしオフサイドは取らず、裏に出ると判断するや否や下がり、ギャンブルをしない。攻撃はロングカウンターとアーリークロス。右の8番はなかなかアーリークロスが良い。滝二はこの時期組織力・連携がまだまだで、神戸のプレスをかわせない。しかし中盤はポジションを自在に動かし、サイドバックが中を上がるなど、柔軟な動きは相変わらず。12分、45番の右クロスに88番ボレーは上に外れる。決定機。15分、神戸は左CKからの攻め直しを15番が左足フィード、24番キープから13番シュートはブロックで左CKに。17分、滝二、70番が左でキープから切れ込み裏へ、神戸GK素晴らしい飛び出し、シュートは上に外れる。決定機。18分、滝二88番、素晴らしい突進力からシュートは左に外れる。決定機。18分、滝二、9番右シュートは左に外れる。21分、神戸、相手のバックパスをカット、右クロスに12番ダイビングヘッドはセーブ。決定機。その右CKはファーで滝二GKが高い位置でキャッチ。さすがに滝二でGK任されるだけはある。神戸は8番が素晴らしい突破力でチーム1のタレント。8番がタメて24番へシュートは正面。28分、滝二19番の右クロスを70番ボレーも上に外れる。決定機。30分、滝二78番、右で一人外しシュートは上に外れる。33分、滝二17番左シュートはGKセーブ。初の枠内。34分、17番シュートはバー、こぼれヘッドは上に外れる。決定機。ロスタイム、滝二、19番(横浪直弥)ボレー、決まって1−0。前半は1−0で終了。

前半はシュート数12(2)対2(2)、CK数3対2、GK数0対8、オフサイド数1対0、クロス数5対0、ファウル数5対1、FK数0対1。滝二のオフサイドが1回というあたり、神戸はオフサイドを取る狙いではなく、滝二に窮屈なサッカーを強いることが目的のサッカーだったことがわかる。


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01月25日(日)
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