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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラセン関西予選(U-18)3決 ウィザーズ−高田 決勝 姫路−センアーノ
クラブユース選手権(U−18)関西大会について説明しておこう。Jクラブ4つが総当たりリーグを行い、2位以内は自動的に全国に行ける。Jクラブとは別に街クラブも予選を行う。全国大会の関西枠は5。街クラブ1位は全国行き。街クラブ2位はJクラブ4位の神戸と、街クラブ3位はJクラブの3位のG大阪と代表決定戦を行う。代表決定戦はここのところJクラブが圧勝している。とはいえ近年街クラブの力も上がってるので、Jクラブとしても油断はできない。
この日の3決はG大阪への挑戦権をかけた勝負となる。ウィザーズはここ2年全国高校選手権で準優勝・ベスト4と素晴らしい実績を残している京都橘高校のBチーム的な存在である。そのため、クラブチームにありがちなフィジカルの弱さと言った弱点はない。そして全国で結果を出す前の橘の繋ぐサッカーの伝統もあり、決して甘いチームではない。準決勝ではセンアーノに2−0で敗れた。対する高田は中学生年代の名門クラブでドリブルサッカーに特徴がある。近年は勝つことを求められて、飛ばしのパスも使うようになってきているが、基本ドリブルとショートパスのチームである。滋賀でいえばセゾンFCに近い。ただしセゾンがかつては静岡学園、今なら野洲高校といった似たスタイルの高校の人材を送り、才能を開花させてJリーグや大学へ飛躍するのに対し、高田は奈良県内にせっかくの育成スタイルを活かせる高校が存在しない。そのためか数年前からユースチームを作り、一層の成長を促している。そしてチーム力も奈良県1部リーグ所属となかなか強い。
この日は実はブラジルワールドカップの日本対コートジボワール戦が10時からあるのだが、生観戦主義者として全国を目指す高校生の試合を観に行くことにした。
クラブユース選手権(U−18)関西大会3位決定戦
Wizards Football Club−ディアブロッサ高田FC U−18
阪南大学 高見ノ里グラウンド 6月15日 10時 人工芝 晴れ
ウィザーズ 高田
−−−小川−−駒−−−− −−−越智−−西川−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
山根−伊藤−−弘永−千葉 喜築−出原−−佐藤−平井
岡崎−清水−−東−−中蔦 −関−松岡−−福島−山田
−−−−−楠−−−−−− −−−−−川口−−−−−
ウィザーズ
GK 23 楠尚也
DF 3 清水駿
4 中嶌海渡
5 東泰成
12 岡崎雅也
MF 6 弘永正樹
7 駒侑弥
8 山根岳斗
10 伊藤佑記
11 小川颯大
FW 18 千葉康平
高田
GK 21 川口真希斗
23 福島宗志
42 松岡弘晃
6 関淳一朗
28 山田隼
MF 16 佐藤拳希
25 出原成貴
19 喜築正寛
8 平井魁人
FW 26 越智渉
15 西川大晴
立ち上がりから高田の特異なサッカーを打ち出してくるバックラインから丁寧に繋ぎ、ドリブルかほぼショートパスで飛ばしのパスもなく、CBは平然とドリブルで相手FWをかわしにかかる。スペースを突く動きを見せるのは㉖越智くらいでフリーランニングで引き出しにかかる。対するウィザーズは自陣からつなぐのは同様だが、マメに動いて数的優位を引き出し、確実に前線に送り、変化をつけられるF駒と、突っ込んでくる迫力のあるJ小川のコンビが脅威だ。C中蔦は正確な右クロスがあり、左CKを右足で担当。Q千葉も右を突破してからのクロスが武器。I伊藤は展開力があり、G山根も両足を駆使する。つまり攻撃面のタレントが揃っている。ここでふと思ったのだが、京都橘サッカー部登録にはGK谷田貝、FW岩崎という二人の1年生レギュラーがいる。この二人がもしウィザーズ登録だとしたら、相当レベルの高い個人能力のチームということになる。
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06月15日(日)
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