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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本ユース(U−15)奈良大会準決勝 ソレステレージャ−法隆寺 高田−YF
この日は奈良の大会へ向かう。十分な余裕を持って出たつもりが、京都で降りるところを寝過ごして草津まで行ってしまう。おかげで7、8分の遅刻。
全日本ユース準決勝第1位試合は県U−15リーグ1部同士の対戦。その時は引き分けている。ソレステレージャは元々中体連のチームがクラブ化したもので、タイプとしては大阪の千里丘FCと似ている。前身の中体連は観た事があるが、クラブかしてからは初見だ。対する法隆寺はまったくの初見。
全日本ユース(U−15)奈良大会準決勝
ソレステレージャ−法隆寺FC
10時 奈良県フットボールセンター ピッチ人工芝 晴れ
ソレステレージャ 法隆寺
−−−十番−−七番−−− −−−九番−−五番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
九番−六番−−四番−十八 四番−十番−−十一−七番
三番−五番−−二番−十二 三番−八番−−二番−六番
−−−−−一番−−−−− −−−−−誰々−−−−−
なかなか見えにくい会場なので、得点者は不正確です。到着直後、法隆寺が先制。さて、すぐ分ったのは、ソレステレージャがサイド攻撃にこだわる、というかすぐサイドに出す、と言うことだ。サッカーでは直線的プレーが第1優先で、それが出来なければ中でパスをつないで崩し、それも出来ないからサイドに出すのであって、中からの攻めを育成年代で放棄すれば、相手に囲まれた状態での正確なコントロールが身につかないと思う。あるいは正確なコントロールが無い故にサイドにすぐ出してしまうのか。いずれにせよ法隆寺は横パスを読み、奪ってはタテに鋭いカウンターを狙っていた。またカウンターの際にコントロールが乱れないだけの技術があった。11分、裏を狙い、ソレステレージャDFがかぶったところを9番が冷静にループ。0−2。直後にも6番が右シュート、はじくがゴールイン。0−3。法隆寺9番は動きは少ないが、ちょっとした走るコースの変更でマークを外すのが上手い。ストライカーの仕事の第1優先は点を取ることというのが分っている選手で、カウンター時にボールを受けに引かず、運ぶ仕事を他の選手に任せている。10番は相手を背負っていても正確にトラップし、前に運ぶ強さもある。体の使い方が上手い。給水タイムが入り、ソレステレージャの選手が「ポゼッションはしている、俺らは。カウンターでやられているだけ」といっていたが、それだとペースを握っているのはソレステレージャだと主張しているように聞こえるが、明らかに法隆寺ペースだと思う。サッカーはいかに効率的に得点を狙うスポーツなのだから。タイム後もペース変わらず、27分、カウンターから浮き球パスを法隆寺9番がフリーで決める。0−4。結局前半は0−4で終了。県リーグでは引き分けたとは思えない実力差があった。
後半も開始すぐ、法隆寺がスルーパスを受けた9番が左シュートを右隅に決めて0−5。どうしてもソレステレージャは9番を捕まえられない。12分、法隆寺、左シュートをGKはじくが、こぼれを誰かが押し込み0−6。この際ソレステレージャGKがファウルを犯し警告になる。5番はポストプレーヤータイプなのかもしれないが、前を向くプレーが多い。11番はシンプルにはたくのが上手い。18分、左パスをまたしても法隆寺9番が決めて0−7。直後にソレステレージャが割り切ったようにタテに早いサッカーになり、決定機を2度作る。プレーが直線的になり、良くなった。このあたりで勝負ありを判断したか、法隆寺がGKを含め、次々に選手交代。主力の10番、11番も下げる。27分、法隆寺、誰かが左足シュートを決めて0−8。28分、法隆寺25番?が裏に抜けてGKと1対1、決め手0−9。直後に19番は正面フリーを決めて0−10。しかしこの時間帯はワンサイドではなく、ソレステレージャもあきらめておらず、形は作っている。そして38分、11番がタテ一本に反応して決めて1−10.39分にも早い攻めで2−10とする。41分にはFW7番に当てて落とし、10番が左足スープで決めて3−10。さらに40分ハーフのロスタイム、14番がペナ内に切れ込み倒されPK。これを自ら決め手4−10と追撃したがそこまで。法隆寺が大勝した。
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10月08日(土)
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