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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西 第1節 奈良育英−洛北 フジタ−草津東
プリンスリーグは雲一つない快晴の中で開幕を迎える。この日の3会場の中から好カードの橿原へ向かう。湿度の低いこの時期は紫外線が強いので日焼け対策にスプレーもかけておく。橿原運動公園は一昨年の全中の会場だった。バックスタンドの代わりに地面が盛り上がっていて観やすい。

プリンスリーグ関西 第1節 奈良育英−洛北
4月18日(日)橿原運動公園 11時 ピッチ良 快晴 微風

奈良育英              洛北
−−−小池−−佐藤−−− −−−大江−−沖−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−中村−−−−−
小川−山口−−細川−山本 −沢田−−芦田−−永田−
鬼岩−宮本−−奥野−西本 −東−富村−−飯田−坪内
−−−−−安達−−−−− −−−−−灰谷−−−−−

地元の奈良育英はDF陣に昨年のレギュラー3人が残った。その一人CB奥野が声を張り上げて統率。GK安達は代表候補経験あり。中盤インサイドは守備的な細川と強烈な左足を持つ山口が横並び。サイドはクレバー。リーグの間に色々試してきそう。FWは決定力の高い小池と身体能力が高いU−16候補佐藤。伝統的に夏までは完成度が低い「冬将軍」タイプのチームである。

昨年のレギュラーの大半が残った洛北は個性が上手く噛み合った好チームで完成度はおそらくプリンスリーグ中1,2を争う。京都選抜も坪内、飯田、中村、大江と4人。守備は相手が攻めている間はマークを受け渡さずCBがサイドまで追いかける。展開力あるボランチ芦田、タテ突破得意のSH、小技の効いた中村も息の合った動き。FW大江は動き出しのセンスとスピード、得点センスを兼ね備えた好選手。沖はタフガイ。

洛北は立ち上がり守備陣が混乱気味。CBが出たスペースを他の選手が埋めきれずピンチの連続である。4分、奈良育英、左サイドを起点に中へ戻しペナ内の小川へスルーパス。飯田がサイドに出たスペースを埋めきれず富村が小川を倒しPK。これを山口が左足で決めて奈良育英先制。洛北は気合を入れなおし永田がサイド深くまで侵入するが鬼岩が冷静に対処、ゴールキックをとる。直後の6分、今度は右を起点に小池がクロス、洛北はまたしても中央スペースのカバーを怠りDF一人、奈良育英は二人飛び込み小川が難なく決めて2−0。奥野からは「2点で満足するな、次取るぞ」と声が出る。おそらくこの時点で奈良育英は洛北を格下と見ていたのではないか?8分、奈良育英の右クロスを洛北2度クリアミス。ボールが足につかない。15分、洛北右クロスにGK安達飛び出すが触れない、大江が追いつき中の中村ミドル。18分、奈良育英・鬼岩の突破からクロス、佐藤のトラップが大きくシュートならず。さらに右FKが左へこぼれ小川のシュートは上に外れる。決定機。しかしこの辺りから洛北守備陣は中央に大穴を空けることもなくなり落ち着き始める。しばらくは双方チャンスを掴めない展開となる。24分、洛北・富村→審。新人戦レギュラーCBの選手。24分、洛北・沖のドリブルを奈良育英が冷静に対処、永田に戻しペナ右の大江へ、ゴールライン際に持ち出しほとんど角度のないところからシュート、外れる。30分過ぎから洛北はFWがサイドに開き起点になることで攻撃の形を作り始める。33分、奈良育英・佐藤が鼻血でピッチ外へ。34分、洛北・永田のパスを大江スルーにGK安達飛び出すがこぼしてしまう。ファーでフリーの沖はループで無人のゴールを狙えたがクロス、ミスキック。38分、奈良育英・小池がいい動き出しでラインの裏に走りパスを受け慌てて戻るDFを良く見て切り返し左足シュート、右ポストを叩く。決定機。39分、奈良育英・佐藤→岸本。その後は双方決定機もなく終了。

ハーフタイムで洛北・沢田→影山。沢田は技巧的な突破を見せられないでいた。


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04月18日(日)
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