ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■先週の結果  サッカーと無関係な雑文も
●大阪社会人選手権
決勝
阪南大クラブ4−1松下電工

阪南大クラブは2連覇。この結果天皇杯大阪大会出場一番乗りが決まった。

●ナイキカップ関西大会
決勝
京都3−1フレスカ三田

この結果京都が全国行きを決めた。


以下はサッカーと無関係。公開することもないのだが興奮を鎮めるつもりで置いておこう。
(後日注:半ば寝ぼけていたため数字のミスが多い。小惑星の仮符号が間違ってなかったのはむしろ奇跡だ。ミスはそのままさらし、後ろに注釈をつけた)


NASAによるれば太陽系第10惑星をカリフォルニア工科大学の研究グループが2002年秋に発見し本日午後(日本時間16日未明)に発表するという。本当かいな?という疑問と、これほどまでに発表に慎重なのだからもしかしたら・・・・・・と言う気持ちが交錯する。

ニュートンの万有引力の法則の発見により全ての天体の運動が近似的に計算可能となり、それを基にまず天王星が発見され、ついで計算結果を基に探索した結果海王星が偶然発見された。しかし天体運動の測定結果が計算と合わないことから、さらに未知なる天体の存在を予想する人々もおり、その中の一人トンボー(*1)が冥王星を偶然発見。

冥王星はあまりにも小さく、計算に合わないため、更なる探索が続けられた。トンボーはさらにほぼ全天を探索し、海王星程度の天体であれば約300天文単位、つまり冥王星の7倍程度の距離まで検出できたはずだったものの、惑星らしきものは何も見出すことはなかった。冥王星程度の天体でさえも60天文単位程度(*2)までなら検出できるはずだった。

やがてボイジャーによる正確な外惑星の軌道・質量測定が行なわれ、天体運動と計算が一致していることが確認された。未知の惑星は当時の低い測定精度による幻想であって天王星・海王星の軌道の乱れなど、最初から存在しなかったのだ。

1990年代に入ると、エッジワース・カイパーベルト天体と呼ばれる小惑星帯の属する天体が冥王星軌道近辺に次々と発見された。冥王星も専門家の間ではもはや「惑星」扱いされておらず、この小惑星帯に属する天体と見なされている。少し前の学会では惑星から小惑星に格下げされるのでは?という話題も起こった。小惑星番号10000が進呈されるという具体的な尾ひれまでついて。

もはや第10惑星の存在を真面目に受け止める専門家はまずいないはずだ。エッジワース・カイパーベルト天体の存在こそが、近辺に大きな天体が存在しないことを証明している。冥王星(直径約2320km)、衛星カロン(1270km)のほか、2000 WR106・小惑星番号20000ヴァルナ(900km)、2001 KX76、2002 LM60・小惑星番号500000(*3)クワイアー?クアーオアー?Quaoar(1300km)と次々に超巨大小惑星が発見され、いずれ冥王星よりも巨大なものも出てくるかもしれない。しかし「惑星」より大きいのに「小惑星」なんておかしい、などと言い出すバカな専門家はまずいないだろう。大きな天体の命名は西洋系神話に基づく伝統を破り、アメリカインディアンの伝承からQuaoarと命名した自己顕示欲の強い某アメリカ人でさえも無理を押し通すことは出来ないだろう。例えアメリカのマスコミがどんなに騒いでも、ブッシュが米軍を派遣しようと(何処に?)つまらない発見に学問上の栄誉が与えられることはないのだ。

ではエッジワース・カイパーベルトのはるか遠方に惑星はないのか?火星のはるか遠方に木星が存在するように。と、この問いについて現状の知識で答えることは出来ない。惑星の材料物質の有無が分からないのだから。ただし海王星ほどの巨大惑星はもちろん、その半分ほどのものも存在するとは理論的には考えにくいようである。また前述のトンボーの全天探索もある。冥王星の倍程度のものならば発見できまい。というわけで私としてはこれっぽっちも第10惑星の存在・発見など信じていなかったのである。


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03月15日(月)
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