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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本ユース(U−15)フットサル大会 初日
全日本ユース(U−15)フットサル大会 初日
グループA
ユニオン(北海道2)、岡崎市立福岡中(東海2)、
宝塚JFC(関西1)上越市立春日中(北信越)
グループB
舘岡FC(東北1)、MALVA水戸FC(関東2)、
大分トリニータU−15(九州2)、Uno FC(中国)
グループC
七飯中(北海道1)、高崎フットサルクラブ(関東1)、
潮岬中(関西2)、小野中(四国)
グループD
見前FC(東北2)、緑東FC(東海1)、
FCターキー(九州1)、EXE90(開催地)
第一試合は宝塚JFC−春日中をメインに観る。宝塚はダイアモンド型の布陣で後方からパスを繋ぎ、敵陣深くでは素早いパスからシュートを狙う。対する春日中は自陣に引いて守り、徹底的にドリブルでのカウンターを狙うチーム。しかし明らかに過緊張で全くフォアチェックをせず、宝塚はFK同然の狙い済ましたパスを後方から出すことが出来た。またカウンター時にも春日中は後方に二人も残り、強引なドリブルも最後には止められてしまう。タイムアウトも取らずズルズルとゲームが進む。宝塚は少しずつ選手交代を行いスタミナの消耗を抑えつつ点差を広げ5−2で前半を終えた。
しかし後半春日中も動きが良くなり、フォアチェックやカウンター時の後方からの攻撃参加などでペースを掴む。ジダンのターンが得意な保坂君を筆頭に技術に優る春日中がドリブルで次々と宝塚守備網を破り追撃。宝塚が時間稼ぎもせず攻撃的な姿勢を崩さないこともあり、ついに終盤には6−6に追いついた。しかしカウンターから新保君が決めて7−6として逃げ切った。
春日中は新潟県大会で前回王者のバローレ京ヶ瀬を破って出場したチーム。静岡学園のようにドリブルテクニックを徹底的に磨いているようだ。パスは不得手だが、高校生以降のことを考えての方針だと思う。初めての全国大会ということで緊張で硬かった前半の失点が響いてしまった。この時期グラウンドはもう使えず、毎日2時間体育館で練習を積んで大会に臨んだとの事。ほとんどメンバーチェンジなしで戦うので連戦には不安が残る。北信越大会では余裕の勝ちばかりだったようだ。京ヶ瀬を破る力があるのだから無理も無い。しかし全国ではやや厳しい。
第2試合は北海道王者の七飯中と関東王者の高崎フットサルクラブのゲームをメイン観戦。ともにフットサル慣れしたチーム。七飯中はボックス型で前にはテクニックとイマジネーションに富んだ大島君とスピード・決定力のある榎木君を並べる。高崎はダイアモンド型で後方には抜群のセンスを持つ福村君が入りチームをコントロール。序盤は高崎の動きが硬く、七飯中が先制したところでタイムアウト。緊張が取れ、お互いに守備のバランスを重視する落ち着いたゲームとなる。七飯中は前線の選手が外からウェーブを描いた動きで中に入りボールを受けようとする。高崎の守備が対応すると他の選手が第2、第3の動きを見せ、高崎もよく対応。レベルの高い攻守が続き2−2で前半終了。
後半高崎は福村君を前線に上げてより攻撃となる。高崎はこまめに選手交代を行いスタミナの消耗を避けるのに比べ七飯中も少しずつ交代は行なうものの出場する選手の顔ぶれは限られ、やや苦しい。徐々に高崎は攻守にわたり数的優位に立つ。また七飯中は攻撃時の大きな動きも減り高崎ペースに。クレバーでトータルな能力の高い福村君の活躍もあり、高崎が4−3で競り勝った。
第3試合はユニオン−宝塚戦を中心に観戦。ユニオンは期待通りの強力なチームだった。全員が確実な技術と判断力を備え、GKを含めベンチ入りの選手が次々に交代。フィールドプレーヤー全員がハーフを越えることも多いが、GKが高い位置で何度もカバー。ループシュートで即失点だが、そんなスキはなかった。サイドでパスを回して逆サイドに決定的なパスを通し得点を重ねる。北海道大会では七飯中に敗れたわけだが、力的にはユニオンのほうがやや上か。終始宝塚を圧倒し9−2と圧勝。2連勝を飾った。数字の上では2勝1敗で3チームが並びグループリーグ敗退の可能性もある。しかも最終戦の相手はユニオンを倒しうる力を持つ春日中。しかし得失点差が15もあるので1位通過は堅い。
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01月10日(土)
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