ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全国地域リーグ決勝大会 草津−静産大 静岡−ホリコシ

全国地域リーグ決勝大会 決勝ラウンド第1日 ザスパ草津−静岡産業大
11月22日(土)鶴見緑地 11時  ピッチ並 晴 並風

草津                静産大
−−−宮川−−フラビオ− −−−吉本−−松下−−−
−−−−−後藤−−−−− −−−−−村越−−−−−
寺田−山崎−鳥居塚−立石 牧野−白石−−櫻田−坂本
−小田島−奥野−籾谷−− −−竹山−望月−大森−−
−−−−−小島−−−−− −−−−−佐々木−−−−

草津は奥野をSWとして後方に余らせる3バック。ポジションごとの役割が明確なシンプルなやり方。左利きの後藤が組み立てる。FK担当。宮川がポスト役。寺田と山崎以外は元・現プロ(JFA規約上のプロかどうかは分からない)。平均年齢25.5歳、平均身長177.3cm、平均体重70.0kg。なお前所属は籾谷(C大阪)、小田島(山形)、立石(福岡)、後藤(横浜FM)、宮川(C大阪)となっておりコーチ兼任の鳥居塚も元札幌。寺田(阪南大)と山崎(日大)だけはプロ経験なし。

静産大もやはり役割分担が明確で望月を余らせる3バック。トップはよく動く。大半が地元高校・クラブ出身者。竹山・坂本・吉本は磐田Y出身である。牧野が右足、櫻田が左足FK担当。平均年齢20.8歳、平均身長174.6cm、平均体重68.1kg。

序盤は風下の静産大がパスをつなぎ攻め込む。最初のシュートも静産大で左60度の30mFKを牧野が狙うが上に外れる。ザスパはパスを自陣からつなぎチャンスをうかがう。しかしイージーなミスが多い。8分、静産大は牧野からペナ内の村越が後方に落とし吉本が狙うが外れる。9分、草津・寺田のクロスを宮川が落としフラビオが狙うが上外。10分にはカウンターから鳥居塚が左に流れるフラビオへ、大森がつききれずペナ内左45度シュートも上外。14分には籾谷がハーフ付近から超ロング、バーの上をかすめる。草津はエース・フラビオがまずは中にいてタイミングを図って左や裏を突く動きをみせる。主にマークする静産大・大森はこの動きに対応できず再三マークを振り切られてしまう。またフィジカルでは草津がはっきり優位に立ち競り合いで優勢、CF宮川は空中戦では圧勝。ただし個人としてはパスを受ける動きが拙くサイドからのクロス以外は得点の雰囲気があまりない。16分、静産大のゴールキックが直接草津に渡り右から左の寺田へ、クロスはゴール前の4人にあわず。17分、ペナ付近のこぼれ球を拾った宮川からフラビオ、さらに右に流して右から走りこんだ山崎が左足でゴール左に叩き込み草津先制。失点後も静産大はパスをつなぐスタイルを貫きサイドまではいくのだが、草津は空中戦に滅法強く、サイドからのクロスへの守備が抜群に安定し、小島も圧倒的な存在感と安定したキャッチングをみせ、静産大はシュートが撃てない。左の牧野は積極的に中を狙い、右の坂本がバランスを考えたプレー。21分、左の牧野が中にドリブルから出し村越がダイレクトで裏にはたき松下が抜け出しGK小島と1対1、しかし小島落ち着いて対応、ファーへの左足シュートをはじく。28分、フラビオアフターで警告。30分スルーパスに吉本わずかに及ばず。このあたりから静産大のチャンスはほとんどなくなり、組み立て段階でイージーミスを連発してしまう。39分、草津左CK後藤からフラビオヘッド、右外。前半1−0で終了。

草津はつなぎでイージーミスが多い。籾谷は一か八かのカットが多く裏目には出なかったが危なっかしい上、奪ったボールを相手にパスするシーンが何度かあった。奥野のカバーは流石だが一度目の前のフリーの選手を捕まえようと前に出すぎた挙句かわされかけた。動きに鋭さが失われ、1対1では厳しそう。小田島は安定していた。この3バックは被シュート3本、ただし被決定機1回。右の立石は狙われているのだから先制後は自重してもよかった。エース・フラビオはボールのないところでの動きはよかったがシュート・突破力は目立つほどでもない。


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11月22日(土)
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