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サッカー観戦日記
by T.K.
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■中国プリンスリーグ 最終節 東岡山工−松江商 作陽−益田
日本女子代表がW杯出場をかけてメキシコとのプレーオフを戦うこの日、私は国立に足を運ぶわけでも、またせめてテレビ観戦をするわけでもなく、その時間帯はサッカーを忘れてのんびり温泉につかる計画を立てた。プレーオフ決定前に立てた予定とはいえ、普段から女子も見る人間にあるまじき行動ではある。J2中断期間を利用して広島が美作でキャンプを張っている。また中国プリンスリーグも同じ会場で行われる。そういうことで朝早くから美作に足を運んだ。名神茨木から中国美作インターまで3700円、行きなれたルートである。中国道の美作町境には「サッカーと温泉の町・美作」という看板がある。この町は関西・関東・静岡を除いてもっとも足を運んだところのひとつ。他には丸岡・岐阜(大垣)など。Lリーグ・湯郷ベルの選手の多くが働く湯郷温泉もすぐ近くにあり、サッカー観戦でふきだした汗をすぐ洗い流せるのもうれしい。関西は芝のグラウンドが少ないため、関西学生リーグが中国地方のはずのこちらで行われることもある。福井や伊賀上野でも関西の大会は行われるが。美作はサッカー場のほか芝のグラウンドが2面あり、広島のキャンプがサッカー場、中国プリンスは第2サブ競技場で行われる。

広島キャンプはなかなか盛況で、地元や広島市内から来たというファン、岡山市内のチームなど300人は居ただろうか?午後はもっと大勢のファンが見守るはずだ。

サッカー場の上のほうに進み階段を上ったところに第2サブ競技場がある。本部と反対側の土手には簡易スタンドもあり、ここから観戦した。直射日光こそないものの気温・湿度が高い厳しいコンディション。津山盆地の夏は暑い。


中国プリンスリーグ Aブロック最終節 東岡山工−松江商
7月12日(土)美作運動公園第2サブ 11時 ピッチ並 曇 無風

東岡山工                松江商
−−−小谷−−土山−−− −−−神庭−−村尾−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
浜田−滑川−−山田−森− 尾崎−石橋−−富廻−小林
末松−篠原−−末松−中村 長谷−松崎−−浅井−坂本
−−−−−赤坂−−−−− −−−−−福島−−−−−

プログラムが当てにならないのとメモが滲んでいたため、選手名は不確実です。特に神庭は多分間違い。

双方とも4−4−2で綺麗に3ラインがフラットに並ぶ。6チーム中4位につける東岡山工は勝てば4位確定。このチームを観るのは初めて。近年頭角を現し、夏冬ともに全国経験あり。LH浜田が左のFK、RH森が右のFK担当。滑川も左利き。山田は頭脳派で攻守のバランスをとる。サイド攻撃が特徴。

松江商は自陣からショートパスをつなぐチーム。すでにプリンスリーグではグループ3位が確定。浅井が守備を統率。ラインを強く意識。FWもこまめに下がりパス回しに加わる。LB長谷がFK担当でロングボールもある。

開始直後はどちらもリズムを掴めず。ピッチが観やすいスタンドに移動する間の6分に山田が決め東岡山工先制。そのあとは松江商ペース。プレスを仕掛け東岡山工をサイドに追い込み奪い、細かい崩しを仕掛ける。自陣から丁寧にパスをつなぐ攻めも見事。両SBのキックは正確。しかしシュート意識が低く、なかなか撃たない。給水タイムで一息ついた頃から東岡山工もサイド攻撃を繰り出し始める。積極的にスペースを突くRH森と足元の技術があるLH浜田にSBや、FW土山が絡んで崩す。21分、東岡山工、森が前のスペースに出し、上手く流れた土山のクロス、松江商DFの意識が小谷に集中した裏に山田が飛び込み決める。山田は攻撃の第一歩にもなっており、一連の動きは見事。松江商もすぐペースを掴み。押し気味にゲームを進めるが、思い切ったプレーが少なく、決定機はなかなか掴めない。34分には土山から小谷にスルーパスが通るが惜しくもオフサイド。終了間際には東岡山工LB末松が足を攣る。


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07月12日(土)
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