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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西女子リーグ1部 第4節 ラガッツァFC高槻−神戸FCレディース Lリーグ 第3節 スペランツァ高槻−宝塚バニーズ
関西女子リーグ1部 第4節 ラガッツァFC高槻−神戸FCレディース
5月25日(日)萩谷 10時30分 曇 強風

高槻             神戸
−−−中島−−島村−−− −−−18−−8−−−−
−−−−−乃一−−−−− −−−−−52−−−−−
尾山−奥田−−坂井−井上 −−12−6−−5−−−
−−山下−上辻−椰木−− 16−−7−−4−−62
−−−−−大野−−−−− −−−−−1−−−−−−


ラガッツァ(以下高槻)は関西女子リーグの常勝チーム。このリーグの参加しない有力チームとして高槻と同等の実力を持つ大体大・啓明女学院・日ノ本学園が挙げられるが体力重視のサッカーをしており、技術・戦術・将来性では高槻が上回るといっていいだろう。高槻のスタメンの過半数は中学生。一方神戸FCは2種以外の全てのカテゴリーのチームを持つ大クラブで神戸FCレディースは神戸FCの女子チームのトップチーム。ちなみに2種チームはヴィッセル神戸ユースに移管された。

ゲームは技術に優る高槻が完全に支配し、ハーフコートマッチと化した。正確なキックを持ちFKも蹴る上辻が後方から組み立て、冷静な坂井とチーム1の技術を持つ奥田のインサイドはボールをほとんどカットされない。12分にはCKのこぼれを井上が狙うがポスト直撃。乃一は時々ハットさせる輝きを放つプレーを見せる。17分には左スミへ絶妙なミドル、しかしGKナイスキャッチ。島村がポスト役でキレのある反転を見せる。神戸FCは驚異のスピードから強引にシュートを狙うエメルソンみたいな18番(ミキ)以外は特に目立つ選手はいないが粘り強さは見事だった。技術が低く、カウンターにいけず、攻撃はブツ切れとなって厳しい展開。35分ハーフの前半ロスタイムに上辻のCKをファーの奥田が決め、高槻先制。前半のシュート数は15対1だった。

後半5分には島村がゴール前で受けて15m反転シュート、2−0とする。奥田は抜群の技術を随所に見せる。トップチームのインサイドはテクニシャン揃いなのでポジションを奪えてはいないが、他のチームならレギュラーも十分狙えるだろう。U−18代表も射程圏内。高槻のプレスが落ち、神戸FCは徐々にロングボールが18番につながるようになる。7分、上辻から直接奪いシュート、10分には交代出場の盛をぶっちぎりシュート、12分にもタテ突破からゴール前の8番に出さず角度の無いところから突き上げるシュート。19分、神戸のスルーパスにGK上野、前に出かかるが止まり18番が追いつき冷静にシュート、これが決まる。おそらく上野は前に出ていても追いつけず18番にかわされた可能性が高かったが、判断を躊躇し不十分な姿勢でノーチャンスなシュートを打たせてしまった。26分、高槻CKのこぼれをシュート、またポスト直撃。29分、バックパスのクリアミスがフリーの18番への最高のパスとなり、快速ドリブルで持ち込み冷静に決める。神戸ついに追いつく。この後も攻める高槻・カウンター神戸の状況が続きタイムアップ。2−2の引き分けとなった。

殊勲賞は神戸の18番しかいない。スピード豊かなドリブルからシュート!ポストに入りヒールパス!パスはほとんどなし。プレーの幅は限られていたが迫力十分でチームの中では実効性も兼ね備えていた。高槻の奥田のようなパッサーがいればゴール数も倍増しそうだ。


Lリーグ 第3節 スペランツァ高槻−宝塚バニーズ
5月25日(日)萩谷 13時 曇 強風

高槻           宝塚
−−−阪口−−久山−−− −−−若林−−今枝−−−
−−−−−庭田−−−−− −−−−−三浦−−−−−
相澤−高倉−下小鶴−松田 −−稲葉−伊丹−小林−−
−−中鍋−桜井−鳥越−− 平田−西手−−田中−阪上
−−−−−轟−−−−−− −−−−−安田−−−−− 

今シーズンは西日本リーグから上位3チームが決勝リーグに進む。田崎は当確として残り2枠を高槻・宝塚・伊賀・湯郷で争う展開が予想される。ホーム高槻としては4チーム中最も力が落ちると思われる宝塚戦は落とせない。宝塚としても決勝リーグ進出のために伊賀戦に続き勝ち点を奪いたいところ。


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05月25日(日)
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