ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラセン関西予選 G大阪−C大阪 神戸−京都
2分、神戸R松村から右のO井上に出しリターンをR松村が正面ミドルが左隅に決まり2−1。リードされた京都がどういう攻めに出るかが興味あった。リスクを犯さず一方的に支配するチームの追撃方法にだ。7分、京都I三根のカットから左の30田村へ、猛スピードで追いつき切り返し右足シュートは正面。決定機。16分、京都G国領→K浅田裕貴。そのまま左SB。17分、神戸R松村ロングもGKキャッチ。京都は守備に気迫が出てきてファウルが増える。しかし前線から行くのか、引いて守るのかはっきりせず、一人一人が神戸に突っ込む感が否めない。つまりを追い詰めてアタックしているのではなく、個人が強引に奪いに行っているのだ。攻撃も、相変わらずリスクを犯さずシュートに行けない。追撃戦に慣れてないチームならではの、ゲーム運びのまずさがあった。19分、神戸・最終ラインの27岩波がカット、そのまま思い切って上がり、22内田にスルーパス、右シュートはGK@杉本好セーブ。決定機。22分には神戸22内田がミドル、正面を突く。29分、神戸ハーフカウンター、J小林が仕掛けて京都23松川を中に抜き、タイミングを外して裏の22内田へ、これもGK@杉本のタイミングを外して股間を抜いてゴール。3−1。30分、京都P斉藤の左クロスをI三根左ボレー、バー直撃。決定機。30分、京都K浅田が左シュートも左に外れる。31分、京都E原川に警告。33分、神戸22内田→L高見。36分、京都F久永からI三根にスルーパスが通り、決めるがその前にオフサイド。41分、神戸R松村→F堀江修平。43分、神戸J小林→29川戸大樹。結局3−1でタイムアップ。この結果リーグ戦1位神戸、2位G大阪が全国へ、3位京都、4位C大阪が代表決定戦に回ることになった。

後半のシュート数は手元集計で5対2、ファウル数は1対10、神戸の完勝だった。

神戸を犯すことなく、バランスを保ち最後までスタミナを持たせて勝利した。25宮村はいつも誉めている気がするが、いつものボール奪取力は京都の技術の前に発揮できなかったが、寄せ方、距離の取り方が安定していて、確実にボールを裁けて、サッカーを良く知っている選手。この日は発揮できなかったが、大きな展開を試みるなど、小さくまとまりがちな自身のプレーの殻を破る一面もあり、非常に楽しみ。27岩波はI三根を良く抑えた。高さ、フィード、守備のうまさを兼ね備え、U−17代表でも中心選手だ。R松村は局面を打開しようとするプレーを見せた。トップ下というかシャドーストライカーに向いている。佐古や小林も安定感のあるプレーを披露した。この日の神戸はスタメンに2年生9人。2年前にU−15年代で2冠を取ったメンバーがスケールアップしている。全国でも楽しみだ。

一方の京都はクラブ史上最強だと思うし、おそらく全盛期のG大阪より強い。全盛期のG大阪は関西では無敵だったために、勝負強さが無く、全国で広島ユースあたりに大敗するなどの脆さがあった。しかし今の京都は関西でも好敵手に恵まれている。関西勢で全国制覇に一番近いチームだと思う。相手の間間で受ける技術の高さ、肉弾戦に強い体格、豊富なスタミナ、個人の打開力、それぞれの個性と高いレベルで兼ね備えている。GK@杉本の高さ、反応の鋭さは関西随一だし、B高橋はパワーもついていっそう強烈なCBになった。相棒の池松もいい。E原川・C佐藤とも攻守にいいプレーを見せられるしF久永、P斉藤の打開力も高い。I三根は下がりすぎる悪癖が出なければ、前線で脅威になれる存在だ。1年生30田村のスピードとシュート技術な一級品だ。控えの層も厚い。これだけのチームが代表決定戦に回るのは残念だが、これを機にガムシャラさも身につけて欲しい。

公式記録

06月05日(日)
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