ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383212hit]
■クラセン関西大会 芦屋SC−ラランジャ京都 フジタ−エストレラ姫路
序盤は両者様子を見ながら慎重に入る。フジタのラインが低いのを見て、姫路ベンチはすぐに「中盤を作ろう」と指示。しかし6分、右サイドのハーフ付近でボールを受けた宮脇から逆サイドの米原に一気に絶妙のナナメのサイドチェンジ、すぐタテに仕掛けて片岡をかわしてシュート、見事に決まってフジタ先制。1対1の状況を作ったサイドチェンジと、機を逃さない、早い仕掛けが生んだ得点。しかし姫路は想像以上にいいチーム。ボールをつなぐことが出来、パススピードもあり、守備も良く、攻守にわたって連携がしっかりしていて、身体的なスピードもあり、アタッキングエリアでの工夫といい、もしかすると総体兵庫予選準優勝だった同じ姫路の琴丘より強いのでは?とメモし始めた14分、右に開いた浦東の好クロスを前川が決めて2−0。2点ともラストパスが最高だった。しかし姫路も15分、吉波の好クロスを岩がシュート、外れる。決定機。姫路はボランチの竹内がミスの少ない選手で確実にキープしながらパス回しでリズムを作り、右の吉波(メモには青木とあるが・・・・・・)いい動き出しでボールを引き出し、左の田河は技巧派で足元で受けてからのドリブルが素晴しい。ここまでクロスのミスが多いが、いいものがありそう。トップ下の小宮はドリブルを交えつつ中央からの仕掛け、詰まれば戻すなどクレバー。強力な中盤を武器に姫路がペースを掴む。しかしフジタはバイタルエリア近辺の守備が堅く、また姫路に長身FWがいないため地上戦主体の攻撃を、抜群の守備技術で封じる。抜群の突破力を持つ葛島には徹底マーク。21分、姫路・葛島がダイレクトアウトサイドで落とし、小宮のスルーパスを中央に走りこんだ吉波が左足シュートで右スミを狙うがGK西井が好セーブ。CKへ。決定機。27分、姫路・岩→木村。不調か目立たなかった。29分、姫路・葛島が右で受け中に切れ込み2人かわして左足シュートは右に外れる。葛島は春の京都招待の兵庫選抜に名前が無かったのが不思議なくらいのパフォーマンスである。30分、フジタ・南達也の左パスを中央で浦東がスルー、ペナ右に走りこんだ宮脇の前でGK永田が飛び出して押さえる。永田は飛び出し・反応ともいい好GK。31分、フジタのカウンターで3対3、米原のドリブルが少し長くなったところをタックルに行くが浅く前にこぼれ、カバーが寄ったところをフリーになった右の宮脇に出し、シュート、左に外れる。決定機。32分、またもフジタの攻めに姫路・今井がファウル。ここで姫路・吉波→澤西。技術的なミスで流れを止めることが何度かあったからか?フジタは正面17mFKに南達也・関本・浦東が立ち、カベ7枚の上を南が狙うが外れる。姫路は小宮が右に回り、澤西がトップ下へ入った。澤西はクルクルッと回るターンが得意の技巧派。39分には姫路の右CKでフジタはあわやOG。2−0で前半終了。
前半のシュート数は7対3、GK数は8対1。フジタのシュートは枠に飛んだものが多い。姫路はクロスのミスや、引き気味のフジタDFラインの裏を狙ったパスが流れたことでフジタのGK数が多くなっている。第1試合を凌ぐ激戦、しかもこの試合のレベルは関西のJ以外のクラブのゲームとしては、私の観た中では今迄で最もレベルが高い。
[5]続きを読む
06月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る