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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪大会決勝リーグ 関大北陽−阪南大高 履正社−金光大阪
14分、金光F小林が裏を取り、ペナ内で後ろから倒されPK。履正社DFは抗議するが、裏を取られて手をかけて倒してはダイビング気味をアピールしてもその主張には無理がある。このPKを小林自ら担当。右に蹴りセーブされるがこぼれをG竹内蹴り込む。0−1。以降履正社は主審の判定に不満をしばしば見せるが、明らかにこのゲームの東原主審には何の問題もない。むしろいい主審で、熱くなった頭をクールダウンさせるために文句を言うならともかく、文句言うたびに熱くなるのでは、履正社の抗議はフェアプレーとかの前にゲームズマンシップとしてクレバーとは言えない。主審との駆け引きも何もない、単なる客観的に説得力のない不平不満をぶつけているだけだから。20分、金光D榎木のFK、J糸川が折り返しライン上ブロック。決定機。27分、履正社I野口の右クロス、こぼれをH小松シュートはゴールライン上クリア。超決定機。落ちてくる場所を予測できるのが小松の持ち味だ。28分、ハイボール、金光GK@村田キャッチミス、F寺村はシュートミス。村田は完成度の高い好GKだが、高さは足りない。32分、履正社E??のフリーキックをD三輪が合わせるがポストを叩く、しかし跳ね返りにH小松が反応。蹴り込む。1−1。前半終了。

暑さでペンのピンクが乾燥気味の為、詳細なメモは取れない。

ハーフタイム、履正社J茨木→㉟??。茨木は前を向いてドリブルできず。代わって入った35番は積極的に仕掛け、役割を果たしつつ、左に大きなスペースを空けてSフジワラにも自由を与える。金光も14番イン。10番アウト。金光はH千里丘の選手らしくよく走り、ロングスローもある。徐々に左サイドを蹂躙し始める。また金光のJ小惑星イトカワは圧倒的なスキルとトリッキーなプレーで履正社を翻弄し、金光の流れが来る。しかし48分(後半13分)履正社35番が中に絞って大きく空いた左スペースでSフジワラがフリークロス、H小松がニアに突っ込みヘッド、決まって2−1。しかし53分、金光、大きな右への展開、フリーのG竹内が履正社GK㉑岩本のポジションが中途半端なのを見ていきなりミドルループ、見事頭の上を越えて逆サイドネットに突き刺さる。2−2。59分、履正社H小松→19番。ここで小松を下げるか、とは思ったがスタミナが足りないのかもしれない。これは大きな得点力ダウンである。63分、履正社Sフジワラ→4番が左サイドバックに。4バック。更に履正社A作田→14番、金光J糸川→13番。両エースを下げてこれは完全に走りっこだが、走りっこなら金光は強い。結局タイムアップ。2−2で引き分け。

順位決定の参考のためにPK戦が行われる。

金光:D榎木、成功。左足で右隅。
履正社:C??、失敗。左足で右ポスト。
金光:E佐藤、成功、右隅。
履正社:E??、成功。右隅
金光:G竹内、成功。逆を突いて右。
履正社:D三輪、失敗。右ポスト。
金光:H辻、成功。左隅。

結局PK戦で金光が勝利した。黙々と走った金光中盤が安定していたし精神力も強かった。

大阪の決勝リーグは4試合消化した時点で4引き分けという全国随一の激戦区にふさわしい地獄のような結果に。しかし翌日の最終日は関大北陽と阪南大高が勝ち、関大北陽はプレミアの阪南大高やプリンスの履正社や金光など大阪府勢5校、さらに大阪府1部リーグで今季わずか1勝の8位という立場からの大阪1位での全国出場を決めた。言うまでもなく、レベルの高い大阪府1部リーグならば全国でも上位を狙える。今年の関大北陽にそこまでの戦力があるかは疑問だが、全国でも確実に通用するレベルにあるのは確かだ。阪南大高は全国でも有力な優勝候補でしょう。

06月02日(土)
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