ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4379617hit]

■高校総体滋賀大会準決勝 野洲−綾羽 比叡山−草津東
比叡山はすぐに2トップが目につく。9番は大柄でスピード・パワー・キック力など身体能力が持ち味な野性味あふれる選手。ただし技術的にはイマイチ。対照的にコンビを組む10番は身体能力はそれほどでもないがテクニックとアイディアに優れる。そしてチームとして9番に点を取らせるため、10番が走り回る。4番は大柄なCB。13番は左足キックがいい。野洲は4−4−1−1で9番がやはり高くて強い。中心選手は6番で、攻撃時は両サイドバックが高い位置を取り、6番が下がり目になる。一方で8番が下がって6番が前線まで重量感あるブロックドリブルで攻めあがるシーンも。6分、草津東、大きなサイドチェンジ、10番右シュートは左に外れる。8分、比叡山、3番の右クロスに大外で9番ヘッド、右に外れる。決定機。9分、比叡山、裏に出し9番が快速を飛ばし追いつき10番へ、シュートは左に外れる。14分、草津東、左CK、4番ヘッドは上に外れる。16分、比叡山のGKのミスキックから草津東、右裏の9番へ、角度のないシュートは正面。19分、草津東、サイドチェンジ、10番、右フリー右クロスに9番触れず。GKキャッチ。戦術的意図は比叡山が運動量を保ち守備で数的優位を作り、前線の能力の高さを活かし、8番当たりが決定的なパスを狙うというもの。草津東は大きく展開し、リスクを冒さず、技術はイマイチだがロングフィードを磨いたような4番のキックや安定感ある5番をベースにバックラインから組み立てる草津東といったところか。24分、草津東裏に13番飛び出し、GK外して左ループ、外れる、ワンタッチあり左CKへ。決定機。これは13番が右足で担当。24分、草津東15番のファウルで比叡山、左80度40mFK、13番の左足はGKキャッチ。27分、草津東11番の左クロスに中で9番競り勝つが右に外れる。決定機。28分、比叡山、左FK13番から9番届かず。35分、草津東、15番のサイドチェンジ、11番中に突っかけるが奪われ、そのカウンター比叡山9番に渡るが、トラップミスで詰まる。結局前半は0−0。

前半シュート数4(1)対6(3)、CK数0対2、GK数5対4、オフサイド数3対0、クロス数0対1、ファウル数4対6、FK数2対0。全くの互角と言っていいだろう。比叡山にオフサイドが多いのは9番がまるでバックラインを見てなくて、裏を狙いすぎるから。大柄なCFにありがちな引いてポストプレーではなく、あくまでフィニッシャーという意識が高い。比叡山は前線への負担が大きい。後半もキープできるか。草津東が大きな展開がクロスにつながっていない。また6番への負担が多きずぎる。とは言え、比叡山はコンパクトな陣形を保つため、運動量が保てるか、疑問だ。9番以外の中盤から前に負担がかかっているので。


[5]続きを読む

06月02日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る