ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383660hit]
■高校総体京都予選準決勝 久御山ー伏見工 東山ー京都橘
後半開始。東山はI守屋が左でG大久保が1トップに布陣変更。守屋は左から切れ込んだりサイドチェンジが持ち味なので、最大限に能力を活かす策か。もちろん中で身体を張っても強いのだが。41分(35分ハーフ)、東山DFが奪ったボールを18番から左のI守屋へ、左足で撃てたが自信がないのか右足に持ち替えブロックされる。44分、京都橘D濱本、右アーリークロス、I岩崎ヘッドは上に外れる。45分、東山㉑内山からG大久保へ、GKの位置を見てミドルループも矢田貝がナイスキャッチ。下がり方に安定感があった。決定機。47分、京都橘、左70度40mFK、I岩崎が裏に出すが届かず。この時間帯、京都橘I岩崎はサイドに下がり後方からの寄せにも動じず、抜群のトラップから反転して形を作り始める。58分、東山、正面40mFK、I守屋のキックは直接矢田貝へ。そのカウンターで京都橘P梅津の左クロスはJ堤原オフサイド。61分、京都橘E稲津に警告。故意。ハーフウェイライン付近。63分、東山、9番が裏にだしG大久保トラップからシュートは上に外れる。66分、東山ハーフ手前のFKで㉑内山がゴールエリア左やや外のC粂井が高いヘッドで落としG大久保が右からループヘッド、矢田貝もどうすることも出来ずゴールイン。1−0。京都橘H坂東→18番。71分、東山L燒リに警告。故意。72分京都橘、放り込みをP梅津落とし18番も撃てず。結局1−0で東山が勝利した。
後半シュート数6(3)対1、CK数1対0、GK数2対3、オフサイド数0対1、クロス数2対2、ファウル数8対10、FK数1対1。熱いせめぎあいだった。力そのものは五分だったと思うが、策を練った東山がこの試合では上だった。
京都橘はかつては徹底的にパスをつなぐサッカーでリーグ戦には強かったが、トーナメントに弱かった。それが仙頭と小屋松の強力2トップの出現で高校選手権で全国準優勝(PK負け)したときは局面でタフに潰せる実戦的な強さも身につけて真に強いチームになったわけだが、今のチームはかつてのパスの上手さを失っている。タフに戦くのはいいが、レベルの高いプレミアで戦ううちにかつての長所を失い、攻めが薄くなってしまっている。対する東山は対照的に、かつての徹底的にパスをつなぐサッカーからタフに潰せる強みも加えてバランスが良くなっている。凄みのあるチームだ。
さて決勝だが、久御山が支配するのは間違いないと思う。東山はこの日の「対京都橘スペシャル」みたいに「対久御山スペシャル」を用意しているのだろうが。久御山のインサイド3人は間違いなく全国トップレベルで、しかも流動的でマンマークで潰せる相手ではない。東山の策がはまれば互角の勝負になるだろう。しかし上手くいかなければ久御山が有利だと思う。東山としてはとにかく警告覚悟で山本と八田を潰すことだ。攻め合いなら久御山には和田という決定的な仕事ができる選手がいるだけに、久御山有利だと思う。
なお試合後、当初の予定通り太陽が丘から徒歩で宇治駅に出て、宇治橋付近に向かい、縣神社で龍神をもした手水舎で手と口を清め、参拝する。そして宇治川を渡り、宇治神社でアニメの通り兎を模した手水舎で再び身を清めて本殿?をぐるっと回って奥に参拝する。続いて宇治上神社に行き同じように参拝し、その後大吉山(仏徳山)に登る。100mちょっとなので大した登山じゃない。そしてアニメに出てくる展望台に行くと6人ほどが宇治市内を見下ろしてた。風が吹いていい景色。帰りの下り、ジョギングで上る人を見かけたり、兎歩で登る人を見かけたり、今でも信仰を集めていることが分かった。
05月30日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る