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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選男子7回戦 履正社ー大塚 大産大附ー関大北陽 女子決勝 大商ー大阪桐蔭
高校総体大阪予選は試合ごとに背番号が変わる。履正社の前のゲームから背番号がかなり変わっている。判るのは10番が牧野寛太、8番が林大地、7番が田中駿汰、5番が安田拡斗ということだけだ。ここまではプレミアのプログラムと同じだが、他が信頼性に欠けるので、背番号表記にしておく。そう、履正社は今期プレミアに昇格し戦っている。対する大塚は大阪2部Aで首位と勝ち点1差の3位につけている。昨年の高校総体予選ではベスト4による決勝リーグに進出し、1勝2敗で3校が並び、惜しくも得失点差で全国を逃している。


高校総体大阪予選7回戦
履正社−大塚
S11 9時30分 人工芝 晴れ

履正社          大塚
−−−九番−−十番−−− −−−十一−−七番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十一−七番−−四番−八番 十三−九番−−十番−十四
二番−五番−−十四−三番 四番−二番−−六番−五番
−−−−−二一−−−−− −−−−−二一−−−−−

試合開始。大塚は2トップが必死のボールを追うが、バックラインが押し上げず、FWン守備の負担が大きすぎる。そしてフォアチェックをかわす能力のある履正社にとって間延びした大塚はかえってスペースを作り出し、支配しやすい。中盤からどんどんパスが出てくるが、タイミングを計ってのものなので、全くオフサイドにはかからない。中盤は4番が潰し役、7番が捌き役と役割分担がはっきりしていて、10番(牧野)が下がって受け、ドリブルでかき回し、8番(林)は右サイドで突破を繰り返す。大塚は運動量で耐えていたが、17分、大阪桐蔭が右パスに飛び出した7番は左隅に流しこみ1−0。直後に大塚13番に警告。故意。33分、履正社がパスをつなぎ、2番が右隅に決めて2−0。37分、履正社10番から5番、10番、5番とつなぎヒールで落として10番が右隅に決める3−0。前半終了。前半の大塚のシュートは立ち上がりに1本だけ。履正社は11本ある。

消耗した状態で大塚が盛り返すのはかなり厳しいと思ったのでピッチ移動も考えたが、S11は30分にはバック側に場所を取り1列目で観戦できているのに対し、S8はどう見ても観やすい環境では観戦できないと思い、移動を断念する。ちなみに前半終了時、大阪桐蔭0−0東海大仰星。

39分(35分ハーフ)、履正社10番カットインシュート。4−0。ここで4番→23番。大塚13番→18番。41分、大塚5番→20番。48分、履正社、8番から10番、11番、9番と流れるようなパスワークから右シュートは大塚辛うじてブロック。49分、履正社3番→22番。52分、履正社、初オフサイド。いかに大塚がバックラインを押し上げていなかったかがわかる。そして消耗しきってからバックラインを上げるサッカーが裏目に出る。53分、履正社8番の右アーリークロスを9番ヘッドで逸らし、左隅に決まる。5−0。56分、大塚6番→22番。履正社9番→15番。右ハーフに入り、8番がFWに。61分、履正社8番→27番。大塚14番→19番。63分、右CK、10番の右足キックを14番ヘッド、27番押し込む。6−0。66分、履正社右クロスを10番シュートはナイスセーブも24番蹴り込む。7−0。68分、10番、左からカットインシュート、決まって8−0。結局8−0と履正社が大勝した。

実に強いです。プレミアで自信を失う可能性もあるかと思ったら、高いレベルで攻撃イメージが共有できていて、徹底的に大塚のスキを突いた。大塚は戦術的に詰めて、勝つ方策がなかったのだろうか?バックラインを押し上げられないなら、ガチガチに引いてもよかったと思うのだが。

なお隣は後半終了してなお大阪桐蔭0−0東海大仰星で延長へ。人が多くて観戦困難。延長でも点が入らず引き分けに終わり、決勝リーグ進出はPK戦へ委ねられた。キックする方向すらわからず、反応で成否が判る程度。仰星一人目が失敗し、桐蔭は全員成功。大阪桐蔭がベスト4による決勝リーグ進出を決めた。苦手のトーナメントフェイズを突破、得意のリーグ戦に挑む。

一方その頃にはS11第2試合が20分ほど進み、桃山学院2−0大阪朝鮮となっていた。




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05月24日(日)
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