ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4385193hit]
■高校総体大阪予選男子準々決勝 大阪学院ー阪南大高 興国ー大阪桐蔭 女子決勝 大阪桐蔭ー大商学園
ハーフタイムで大商8番→17番。そのままLB。意図は明らかに桐蔭10番に崩されていた大商左サイドの守備を固める狙い。これに対し桐蔭10番は左サイドにポジションを移し、前半と同じくドリブル突破を図るが後半は大商に支配され上手くいかなくなる。39分(後半44分)大商11番のスルーパスに17番猛スピードで駆け上がり左クロス10番トラップで落とし11番スライディングシュート、外れる。この時間帯、桐蔭2番が大商11番に歯が立たなくなっていく。46分、桐蔭23番→24番。高さの23番が歯が立たないから修敏な24番に代えてきた。52分、大商のパスミスをカットし24番から正面10番へ、シュートは右に外れる。大商14番→9番。長身で体も強いCF。↓に布陣変更。
−−−−−九番−−−−−
十三−七番−−十一−三番
−−−−−十番−−−−−
十七−二番−−四番−五番
−−−−−一番−−−−−
54分、9番がカット、右クロスに13番ヘッドも上に外れる。決定機。更に大商、10番のスルーパスに9番がクサビに入り3番が右クロス、カット。桐蔭10番は大小4番に潰され始める。62分、大商7番→6番、3番→15番。主力の10番、11番、9番の負担を軽減し、運動量を維持する策だ。65分大商右クロスに9番強いキック、ファーで折り返しライン上クリア。更に正面右80度FK11番と10番が構え狙うも逸機。70分、10番のスルーパスに17番追いつかず。ロスタイムの経過し、桐蔭が1−0で逃げ切る。
前半とは対照的に一方的に大商ペースだった。実力的に互角とみるべきか、後半の流れから言って大商の方が実は強かったとみるべきか。桐蔭はCBが高さ・パワーとも足りず、ゴール前は長身のGK12番頼りだったが、GKが出られない位置ではどうにもならなかった。両サイドは裏を狙われ、ポジショニングに工夫がなかったし、攻撃も10番のドリブルと7番の正確なキック頼りなので、支配されるとどうにもならなかった。23番もロングボールを収められるまでの強さはなかった。つまり近畿大会(全国高校総体関西予選)は甘くない。
大商は10番の圧倒的な技術とフィジカルのチームで11番もよかった。CBも高い。しかしドリブルに対する弱さが痛かった。9番は高さとパワーに秀でていたがスタメンじゃないのをみるとケガか走力がなかったのか?技術的には並だったがCFにはシュートがあれば細かい技術は必ずしも必要ないし、後半の存在感は圧倒的だった。
さて、近畿大会は昨年と同じ方式なら、6チーム参加で1回戦不戦勝の2チームは昨年全国に行った兵庫代表と大阪代表ということになる。兵庫はおそらく日ノ本で、全国でもトップクラスと思われる。準決勝が全国代表決定戦なので、力のある京都精華女子は桐蔭と同じブロックに入り、少しでも強い関西代表を全国に送り込んでほしい。昨年の準決勝では全国制覇した日ノ本と精華が対戦しPK戦というあまりにももったいない形で全国行きが決まった。まあ精華は出場枠の3の冬の選手権でも予選敗退しているので、不運では片づけられないのだが。いずれにせよ最強の2校が関西代表になり、全国を席巻してほしい。近畿大会準決勝・決勝、および全国大会2回戦は足を運びます。
05月25日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る