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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本女子ユース(U−15)関西予選 C大阪−ヴィトーリア サンライズリーグ G大阪−神戸FC C大阪西ーV伊丹
全日本女子ユース(U−15)は中学生女子の日本一を決める大会である。その関西予選が行われた。9チームを3×3の3ブロックで総当たり戦を行い、一位チームが3チームでリーグ戦を行い、上位2チームが全国に行く。ヴィトーリアは関西での育成年代の女子サッカーを引っ張ってきた存在だし、昨年のフットサルの全国制覇チームだ。C大阪も急速に力をつけ、高校生年代のレディースはU17W杯優勝メンバーに2人人材を送り込んだ。ヴィトーリアもいろいろあったがなでしこジャパン阪口夢穂の出身チームと言えなくもない。
状況を説明しよう。関西予選は3チームリーグ戦×3ブロックである。C大阪はシードのため第1試合と第3試合に登場。つまり休憩時間が長めにとれる。ヴィトーリアは第1試合と第2試合に登場のため、もう1チームのFC VICTORIESはフレッシュな状態で疲れたヴィトーリアを待ち受ける。そのためC大阪相手に引き分けて得失点差勝負となると、FC VICTORIESの厳しい抵抗が予想され、しかも勝っても、今度は疲れたFC VICTORIESを休憩十分のC大阪が待ち受けるので、得失点差を稼がれる可能性もある。つまりヴィトーリアとしては引き分けも避けたいゲーム。
全日本女子ユース(U−15)関西予選
セレッソ大阪ガールズ−ヴィトーリア
堺 5月24日 10時 ピッチ人工芝 晴れ
C大阪 ヴィトーリア
−−−九番−−十番−−− −−−十番−−十七−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十五−十三−−七番−十七 二九−二八−−十一−十八
十六−三番−−十一−十四 四十−二十−−四番−三十
−−−−−一番−−−−− −−−−−三四−−−−−
ヴィトーリアは20番がよく声を出して味方を指示、鼓舞する。体格もまずまずだ。17番が大柄で起点になれる。10番は細かいタッチがいい。C大阪はキャプテンの3番が守備を統率。13番は大柄でタメを作れる。5分、ヴィトーリアが横パスをカット、11番が浮き球を外す。決定機。8分、C大阪、左FK、遠くてキッカー判らず。ニアで逸らしてゴールイン。1−0。
10分、ヴィトーリア、29番の左クロスを10番を上に外す。決定機。17分、C大阪の右クロスを13番インサイドで狙うが上に外れる。直後にヴィトーリアの左スローイン、17番から10番シュート、シュートも弱め。22分、C大阪、15番、左シュート正面に飛び、ワンタッチあり左CK。ヴィトーリア、11番、左を突破してグラウンダーの左クロス、10番がニアに飛び込むが届かず。決定機。29分、C大阪、16番カットから長躯オーバーラップ、しかし逸機。30分ハーフの前半は1−0。
前半は互角。決めるか決められないかの違いだけ。細かい技術で上回るヴィトーリアに対し、C大阪はコンタクトがうまく、五分のボールをモノにする。レディースの一期生は細かい技術頼りでコンタクトは弱かったが、13番に代表される体格のいい選手、身体能力の高い選手が入るようになり、スケール感は増した。シュート数5(3)対4(2)。
後半もボール支配はヴィトーリア。しかし47分、C大阪15番がカウンターからシュートは正面。17番の左CKを右足で入れるがニアでカット。1点目のFKも17番だったかもしれない。C大阪、15番→20番。46分、ヴィトーリア、18番右クロスはカットされる。47分、ヴィトーリア20番が処理ミス、C大阪9番がシュートも外れる。決定機。49分、C大阪9番、左から切れ込み左クロスはカットされるが20番ミドルは上に外れる。決定機。ヴィトーリアは大柄でパワフルな20番をFWに上げ、17番と組ませる。10番がボランチに、28番がCBに下がる。55分、ヴィトーリア17番切れ込み、右クロス中でシュートは上に外れる。決定機。57分、C大阪、カウンターから9番が切り返すもカットされる。58分、C大阪、裏を取った7番がGKと1対1となり、決めて2−0。実はこの点がヴィトーリアにとっては結果的に非常に痛い失点となった。結局2−0で試合終了。
C大阪公式サイトより
(スターティングメンバー)
GK 山下莉
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05月24日(土)
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