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サッカー観戦日記
by T.K.
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■総理大臣杯1回戦 阪南大−浜松大 流経大−仙台大(観戦記アップ)
序盤から両者ポゼッションにこだわる。守備は引き気味で、ファウルも少ない。流経大のほうが多少高めに行き、若干ファウルが多いくらい。流経大はあまりポジションにこだわらず流動的。仙台大も奥埜がしょっちゅう中盤に下がり、2列目がトップに顔を出すなど、流動的だが、昨年ほどではない。バルサを意識した「0トップ」と言えなくもない布陣。7分、仙台大・奥埜の突破を流経大・保戸田が倒し、左FK。黒田が蹴るがチャンスにならず。流経大・中美は安定したキープ力がある。18分、仙台大・奥埜がタメて左の黒田へ、シュートが左隅を襲うが、GKキャッチ。25分、流経大・関戸が後方からドリブル、加速し意表をつく30mロングシュートが右隅に決まる。1−0。仙台大は奥埜と熊谷が圧倒的な技術があり、全体としてもパスを良く回していた。しかし一つ一つのプレーが甘く、寄せられて奪われたり、競り負けたりするシーンが目立った。東北では圧倒的な勝ち上がりだから気づかないのだろうが、プレーが甘いと思った。失点にせよ油断があったのではないか。32分、嶺岸の左ミドルが左に外れる。34分、仙台大・乾のクリアミスを流経大・中美が奪って右足シュート、左に外れる。決定機。35分、仙台大・菅井慎也に警告。突破を倒す。37分、流経大・征矢の裏への飛び出し、右から左足シュート、左上に外れる。惜しい。決定機。仙台大は両サイドが突破できず、最後の打開力がないため、安定したパス回しを見せるもシュートに行けない。突破力のある奥埜や熊谷は、チャンスになるときはパスに絡んでいて、突破のところに関われない。結局前半は1−0で終了。
手元集計でシュート数5(1)対3(1)、ゴールキック数2対7、クロス数4対0、ファウル数7対2。ノーリスクなサッカー。夏場の全国大会初戦だからこんなものか、という感じ。
ハーフタイムで仙台大・鳥山→森田。今出川→蜂須賀。ポジションそのまま。開始直後、仙台大・熊谷の左足での右CKにニアで奥埜が逸らすがわずかに上。決定機。3分、仙台大・熊谷の右パスを受けた奥埜がシュート、左隅に飛ぶがGKセーブ。決定機。森田がドリブル自慢の選手ということはすぐに分かった。東北なら面白いように突破できているのだろう。しかしスピードと切れに頼り、中ばかり突っ込んでいくので、流経大・田向がすぐに対応し、突破できなくなる。GKの差もこのあたりにははっきりしてくる。流経大・増田はハイボールを安定した空中姿勢で次々キャッチ。対する仙台大・秋葉は同じようなボールをほとんどパンチして、しかも味方につなげられない。普段からの意識の差か、全国でのプレッシャーで本来の力が発揮できていないのか、とにかく増田との差を感じる。17分、仙台大・嶺岸にスルーパスが通るが、流経大DFも寄せて左CKに逃げる。25分、流経大・中美→古川。後半はずっと仙台大ペース。守備も激しくなっている。28分、仙台大・熊谷に警告。中央突破を引っ張って止めた。流経大・関戸→村瀬。仙台大・黒田→佐藤。1トップに入り、奥埜がシャドーに下がる4−2−3−1。直後に佐藤がポストに入り、平野が左へ出し、嶺岸左シュート、左隅に飛ぶがGK増田セーブ。33分、仙台大、サイドチェンジを受けた嶺岸が左45度30mミドル、DFをかすめてループ状になり、GK増田の上を抜きゴール。1−1。直後にも佐藤がペナ外で流経大・乾に倒され、左80度20mFK、これを奥埜狙うがわずかに左。乾に警告。38分、流経大・征矢→河本。43分、仙台大・佐藤に警告。結局1−1で延長へ。
後半はシュート数3(2)対8(4)。ゴールキック数7対3、クロス数2対5、ファウル数4対6、ずっと仙台大が押していた。チャンスの数を考えるとむしろ逆転しておかないといけないゲームだった。
延長は指してトピックなく終了。双方1回ずつ決定機があったが省略。PK戦へ。
流経大は明らかにPK戦をかなり練習していてタイミングを外して上隅に決めるなど、慣れていた。GKの存在感の差もあった。全員決めた先攻・流経大に対し、仙台大は5人目の佐藤が大きく上に外し決着。次戦への進出は流経大となった。
公式記録
07月03日(日)
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