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サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ準決勝 C大阪−東京 東京V−G大阪
後半立ち上がりは大人しい。9分、やわらかいボールを水野ヘッドで前方へ、ブルーノから左の大塚へシュートはブロック、決定機。12分、G大阪カウンター、左斜め前へのロングボールにブルーノが無理やり追いつく、DFをちぎり中の大塚へ、さらに右の田中に出し、これを決めて0−1とG大阪先制。総合力ではG大阪が上回るだけに、この先制点で勝負の天秤が大きくG大阪に傾くかと思われた。しかし14分、G大阪の左後方にボールがこぼれた際なぜかDFがぼーっとしていて東京V・小林が追いつき真野へ、これを決めて1−1に。G大阪は集中力を欠いた。その後、東京Vは都並(右利き)の左クロスをファーで富所がジャンピングハイボレーで狙うがヒットせず。26分、宇佐美のシュートがDFに当たりループになってゴールイン。1−2。26分、G大阪・神門→大森。神門はスピードを生かしたサイド突破は何度も見せていた。中に切れ込むプレーも出来るはずだが、この日はサイド専門だ。大森は左が得意だが、右サイドでも突破を見せる。35分、G大阪・臼井→山田。36分、東京VのDFのミス、大塚にスルーパスが通り1対1となり、これを決めて1−3。ほぼ勝負はついた。38分、高木俊強シュートもセーブされる。小林→山浦。この間東京Vにビッグチャンスがあったらしいが見てない。39分にも高木俊は強シュート、右上に外れる。高木兄弟は身体能力が高いが、兄は体幹が強そうだ。弟はスピードとサッカーセンスが売り。39分、G大阪・水野→関。左利きのゲームメーカー。42分、G大阪、左サイドでのボールキープから突破し、大塚の左クロスにファーの関が左足でボレーで決めて1−4。44分、東京V・高橋→P窪田。G大阪・ブルーノ→J原口。結局1−4でタイムアップ。

まあ実力どおりの結果だと思う。G大阪はサイドを深くえぐるシーンが多く、いい形になっていた。中盤インサイドはあまりパスセンスはないが、守備のセンスは抜群でリードすると強みを発揮する。さらに大塚・宇佐美・神門と単独で決定機を作れる選手がおり、ブルーノもすさまじい身体能力でゴールを奪える。タレントの差がチーム力の差となった。


しかし長居第2の枯れた芝は最悪だった。Jユースカップ準決勝という晴れ舞台にこの会場はどうかと思った。昨年の神戸ユニバーのほうがはるかにマシだ。堺にトレセンができれば、そちらでやったほうがいいのでは?関西で続けて欲しいが。

今年はユースも大学も関西勢のレベルが高い、と何度も言って来たが、大学は夏の総理大臣杯は大阪同士の決勝だったが、インカレはまさかの1回戦全滅に終わり、期待からすればイマイチの結果だった。ユースはクラセンがG大阪ベスト4、C大阪がベスト8、インターハイが大阪桐蔭ベスト8、全日本ユースが関西勢ベスト16と悪くはないが、イマイチな感じだ。しかしJユースは決勝が大阪勢決戦ということで、悪くない、いや最高のクライマックスとなった。ユース・大学あわせて期待ほどの結果にはならなかったが、まあ満足。

12月23日(火)
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