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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第7節 関学大−大院大 同大−近畿大
近畿大も中盤、最終ラインともフラット。レフティー木藤がミドルパス主体で組み立てる。FK担当。両SHはドリブラーでスピード十分だがSBの攻撃力は生きない。片山がポスト役で浅野は下がり目。
キックオフから同大が恐ろしいまでの気迫で近畿大ゴールに迫る。フィジカルの激しさを前面に押し出した同大らしいサッカー。8分CKから田中の高いヘッドがわずかに左に外れる。11分、石橋に警告。直後の近畿大のパス回しで尾内がダイレクトパスを主審に当ててしまい「あ〜ゴメン」と謝る。いい奴だ。13分には同大カウンター、中村に納まり田原DFの裏へダッシュ!しかし中村からのパスがワンテンポ遅れOS。23分には尾内に激しいフォアチェックを見せる中村に早くも警告。しかしこれでチェックが甘くならないところが中村らしい。同大はDFの守備も激しく大庭は荒っぽいプレーも見せる。状況を良く分かっている。一方の近畿大は綺麗なサッカーを志向する。中盤でのパスは同大の守備に寸断され、DFも激しさが足りず、中村の身体能力の高さにただ手をこまねいているようにも見える。片山におさまらず、浅野もいいところがない。28分、深澤の左クロスを中村高いヘッド、29分にはミドルをGK土田セーブ。33分には深澤のミドルがわずかに上。同大はいつゴールしてもおかしくない。38分、橋爪に警告。尾内にアフタータックル。40分、近畿大にも25mFKのチャンス。石橋(右足)と木藤(左足)が立ち、木藤げ狙うが上に外れる。前半は0−0のまま終了。
完全に同大ペースだったが、得点できず。近畿大はもともと勝負弱い選手が多く、気迫を前面に打ち出した相手に弱い。もっと闘志を露にしないと無抵抗のまま終わってしまう。同大もカウンター時にFWの動きが単調でいい形にならない。田原は動きに緩急がなくまるでギアが2速しかない印象でDFには読みやすい。
2分、ペナ内で浅野が露骨なダイビング、主審が注意する。このプレーで主審は浅野をマークしたはずだが浅野は主審の裏をつくような行為を繰り返し、ほとんどばれていた。ばれる「マリーシア」は狡賢さではなく、愚かさなのだが・・・・・・。そして狼少年の逸話にある様に、真実ファウルであっても採ってもらえない。5分、右に開いた浅野からニアに入った近江へクロス、田中カットしCKへ。近大も後半の入りは上々で再三いい形を作る。12分、石橋のクロスを浅野ワントラップシュート、DFブロック。13分、田原→森下。
田原は交代の際うっかりキャプテンマークを落とす。代わった森下も動きは単調な選手だが後半に入れば怖いタイプ。17分、右に開いた黒河が正確なクロスをペナ中央へ、中村の打点の高いヘッドが決まり同大ついに先制。勢いに乗った同大は19分にも黒河の絶妙スルーパスに深澤が抜け出しGK土田をかわして流し込むが、ポストに当たってしまう。23分近畿大・近江→寿をLH、石橋がRHに回る。24分、近畿大・阿部が力強い突破からクロス、跳ね返されカウンター。27分、近畿大・片山→杉本。同大・富田→宮本。ともに機能していない選手で、もっと交代が早くても良かった。33分、黒河→松長。黒河は攻守に大車輪の活躍を見せた。守備固め交代ではなく、攻撃センス、特に細かいプレーが得意な松長を入れたのはカウンター狙いか?実際この後は近畿大が攻め込みながらもチャンスを作れず、同大にいいカウンターを浴び続ける展開となった。39分同大右からの弾丸クロスに橋爪が右アウトにかけてシュート、わずかにポストの右。42分松長から深澤へ、シュートは上。結局1−0で同大が勝ち今期2勝目を飾った。
10月13日(月)
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