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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全中公式記録 1回戦その1
8月とはいえ、朝から小雨が降り続き、体感温度もかなり肌寒く感じられるコンディションの中でキックオフされた一戦。常葉橘はサイドをワイドに使った3−5−2のスタイルで、一方の小針はオーソドックスな4−4−2のシステムで攻防が続いた。常葉は体格的にはそれほど大きくないが、一人一人のファーストタッチや選手間のサポートが的確で、その中にFW細川Eをはじめとするスピードドリブルをおりまぜ、前半なかばまで試合を優位に進めていた。小鉢はFW齋藤Iのキープ力を生かして攻撃を組み立てるが、前線との呼吸が今一つ合わず、効果的な攻めには至らなかった。しかし、15分過ぎから常葉のスピードも慣れ、一進一退の時間が経過した。このまま前半無得点で思われた後半24分。常葉のサイドアタッカーの内藤が右サイドで相手DFをかわしセンタリングで、交代出場したFW後藤がヘッドでGKの頭上をやぶり均衡をやぶった。後半キックオフの笛の余韻をさめやらぬ後半15秒、常葉FW後藤Pが相手バックスにダッシュし、ボールを奪取。そのままゴールを決め、あっさりとリードを広げた。この1点で集中力を失った小鉢に対し、常葉はサイドドリブルで切り込む。後半2分左サイド秋山Fの突破から中央にラストパス。E細川のシュートのこぼれをG内藤がひろいゴール中央に追加点を決め、試合を決定づけた。その後も、試合の主導権は常葉が握り続け、さらに1点を追加した。常葉の全員の基本技術やスピードが小鉢の守備を上回った。小鉢は後半、バイタルエリアで常葉の選手に縦横無尽のドリブルによる切り崩しをされたのが痛かった。常葉のビルトアップをふくめた総合力の高さを垣間見た一戦であった。
08月19日(火)
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