ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382594hit]
■大阪招待2日目 長崎選抜−ウエストハム 大阪選抜−慶尚南道選抜(晋州高校)
開始すぐ島本(清風)がオフサイドラインのウラをとりフリーでシュート、しかしGK季昌Eスーパーセーブ。3分には家長単独ドリブル突破でまたもGKと1対1、しかしシュートはGK正面。技術で優る大阪がパスを回して中盤を支配にかかる。LH家長が上がったまま守備時に下がらないのでRH島本が下がり、左上がりのシステムとなる。丹羽のボランチ起用はチームメイト家長の面倒を見るためか、と思い始めた15分、金仁景がRB脇をスピードでかわしてクロス、右に流れたところをRH金珍煕がクロス、郭(吉吉)鎬が189cmの長身を活かしたヘッドで決め、先制。金仁景がスピードで脇を圧倒し、晋州は大阪の右サイドに狙いをつける。19分には島本必死の戻りからのファウルで警告。逆サイドでは家長が歩いていたがRH金珍煕が完全にフリーだった。しかし家長は攻撃面でファウルをもぎ取るドリブルを再三見せ、チームの流れとは無関係に局面ではいいプレーも見せる。家長を怒鳴るべき丹羽も、他の選手も静かで、理想的なお盆の過ごし方という印象。SBは守備に忙殺され、攻守が分離したサッカーとなってしまった。お隣の某さんとおしゃべりしていた32分、なんと日比が無人のゴールに決めている!GKがもたついた間にかすめとったらしい。35分、牧が鼻血をふいてピッチ外へ。すぐ戻るかと思っていたらベンチに戻ってくる。38分、馬場(金光)がLBに入り久野(関大一)がCBへ。まさか鼻骨骨折か!?とても心配だ。物足りない内容のまま前半終了。
後半大阪は何人かメンバー交代。フォーメーションを理解した時には思わず踊りたい気分になった。
−−−−−松岡−−−−−
−−日比−−−−島本−−
−小野原−丹羽−−野村−
馬場−楠本−−久野−脇−
−−−−−東−−−−−−
ちなみに丹羽と野村はG大阪のCBコンビ、小野原はC大阪のCBである。監督の狙いは前線の選手3人が互いにポジションチェンジを繰り返して相手を混乱させるものだろう。その意味ではクレバーな松岡のトップも、また流れの中でポジションを交代できる日比・島本の起用も理解できる。家長は他者とポジションを入れ替えながら崩す動きは不得手だし、どちらかといえば「やあやあ我こそは山城の・・・・・・」といった個人戦で力を発揮するタイプであって、このサッカーをこなせない以上外れるのも仕方がない。小野原の中盤起用は他に適任者がいないだけだと思うが・・・・・・。川角監督は明らかに自分のサッカーに選手を当てはめるタイプのようだ。このスタイルなら家長は居なくても特に影響はなさそう。後方はほぼ守備に専念。攻撃面に特徴のある馬場、脇の働きはイマイチだが、前線の能力で攻撃面は活性化した。ご一緒に観戦させていただいた方の話では前日の試合でも前線は流動的だったらしい。しかしシュート数は一向に増えず、結局1−1のまま後半終了。PK戦で大阪が勝利した。
家長や三木など流動性には欠けるものの能力は高い選手が多い今年の大阪。選手層が厚いだけにどんなサッカーでもある程度の結果は出せるだろうが、ちょっと国体優勝の目はないかもしれない・・・・・・。
08月09日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る