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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西 大阪桐蔭−金光大阪 京都橘−東海大仰星
6分、いきなり京都橘バックパスをGKキャッチでペナ内正面5m間接フリーキック。動かしてG仲本のキックはブロック。以降仰星は後方でG仲本を軸に繋いでロングフィードを織り交ぜ、自在に振り回す。京都橘の攻め気を失わないが、奪いどころの意識が統一されておらず、低い位置で奪うため、攻撃が遅くシュートに持っていけない。そして何より前線が弱い。15分、仰星得意の右ロングスロー、E前島が入れて中でH藤川が逸らし左フリーのI東が蹴り込む。0−1。以降も東の細かいタッチのドリブルなどでかき回し、決定機を次々に作る。40分、仰星C中屋敷の左CKをG仲本が高い打点からワンバウンドで叩きつけるヘッドで0−2。前半は京都橘はほぼ何もできなかった。

後半も同じペース。戦術的には攻撃サッカーなのだが選手が消化できておらず、チームのスクラップ&ビルドの途上という感じ。前線に高さもスピードもないため、カウンターに威力がなく、強いて挙げるならG久保のスピードが目立つくらい。パスワークも噛み合わず、ポゼッションもカウンターもできない為、シュートチャンスが少ない。選手交代もあまり変わらず、74分、H関野の右クロスにL山田ヘッドで反撃するが、すぐに79分、仰星、C中屋敷の左CKに再びG仲本の高いヘッド。結局かなり差を感じる内容で仰星が圧勝した。仰星も選手権に向けてチーム作りの途中だろうが、個人能力が高いだけに期待が持てた。京都橘は毎年冬の仕上がりのいいチームだ。戦術的にも面白い。左の攻撃力は見事だ。しかし現時点では噛み合っておらず、プリンスリーフでは苦戦が続きそうだ。


公式記録

06月24日(日)
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