ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■近畿大会女子準決勝 日ノ本−京都精華
近畿大会は6府県から6チーム参加で全国高校総体出場枠は2。つまり前年度出場校がシードされ2回戦から出場という有利な条件である。前日の激戦で消耗した京都精華を全国トップクラスの日ノ本がノーダメージで迎え撃つ。ちなみに全国高校総体決勝でも実現したことのあるカードである。



近畿大会女子準決勝
日ノ本学園高校−京都精華学園高校
6月17日 12時30分 S3 ピッチ良 晴



日ノ本          京都精華
−−−澁川−−上田A−− −−−成田A−宮本−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
増永A久永−−平井A徳永@舩橋−中内A−村上−小畑
川名−渡邊A−古賀A平− 青木A若林A−前田−千本A
−−−−−小笠原A−−− −−−−−岡田−−−−−



日ノ本 監督:田邊友恵
GK  1 小笠原梨紗 2年 日テレ・メニーナ・セリアス
DF  3 平佳菜恵  3年 FCフェルボールミモザ
    4 古賀花野  2年 青崎F.C Hanakoclover’s
    5 渡邊那奈  2年 日テレ・メニーナ・セリアス
   10 川名みのり 3年 FCヴィトーリア
MF 14 徳永雅   1年 アスフィーダ熊本
16 平井杏幸  2年 INAC神戸レオンチーナ
    9 久永望生  3年 楠クラブ
    8 増永朱里  2年 INAC神戸レオンチーナ
FW 11 上田佳奈  2年 浦和レッズレディースユース
   15 澁川鈴菜  3年 INAC神戸レオンチーナ

京都精華 監督:越智健一郎 前登録記載なしは京都精華女子中出身
GK 12 岡田満理奈 3年
DF  6 千本翔子  2年
    8 前田穂乃香 3年
    3 若林真美  2年
    4 青木美彩生 2年
MF 18 小畑せいか 3年
    5 村上亜海乃 3年
    7 中内日菜乃 2年
   17 舩橋舞花  3年
FW 10 宮本麻衣  3年
   11 成田凛可  2年



ゴール裏からしか観戦できないので、前半は日ノ本がずっと敵陣に押し込み判別不可能だった。したがってこれは後半のフォーメーションである。前半4−0。
日ノ本はセンターバックのC古賀(右足)、D渡邊(左足)で正確なロングフィードがあり、ボールを大きく動かしI川名が持ち上がり変化をつけ、前線ではN澁川は圧倒的な強さでポストをこなす。いっぽうで京都精華相手とは言え、ドリブルではほぼ抜けず、巧みな持ち上がりもなく、組織でパスを回して崩しにかかる。G増永は正確なキックでセットプレーのキッカーを務める。とにかく丁寧に素早いパスワークで崩すチーム。個々の能力も上がっているのだろうが、突出した選手は少なく、パスサッカーで澁川以外特定の選手に頼らないスタイル。対する京都精華はI宮本以外はドリブルもキープもできず、こちらは以前より落ちた印象を受ける。全国高校総体準優勝時は左右の2枚看板がいて、全員がドリブル突破があり、徹底したポゼッションサッカーだったが、まるで持てていない。37分(後半2分)、右CKでB平ヘッド。5−0。42分、M徳永の右クロスをO平井スタンディングヘッド。6−0。50分、O平井ミドルが左隅に。7−0。58分、J上田の左クロスをN澁川決めて8−0。63分、B平のドフリー右クロスをO平井ファーで蹴り込む。9−0。66分、O平井から代わって入ったK川本和が決める。10−0。68分、右クロスに代わって入ったE山田瑞穂決めて11−0。70分、裏をとったN澁川がGKの上を抜くループ。12−0。結局12−0で日ノ本が大勝し、全国を決めた。

しかし力そのものを推し量るのは難しかった。全国では相対的に落ちていると思うし、ほかの全国3強では東海大会で藤枝順心も苦戦しているし、常盤木もかつての1強時代とは大違いだ。藤枝順心の場合、昨年有望な下級生が何人もいたが伸び悩んでいるのか?いずれにせよ、全国の勢力図が変わりつつあるには確かだ。

06月17日(日)
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