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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・北九州スタジアム グランドオープン探訪記
やがて13時前になり、子どもたちもピッチから出て、J3モードに。ゲームは観戦ノートつけてないので大雑把に。秋田は昨年までの間瀬さんのスタイルの高速パスワークに加え、杉山新監督が3−4−2−1のコンテがチェルシーでやっている3バックによるプレッシングを導入。戦術的に面白い。高速パスワークがシーズン進むにつれて落ちていくのか、逆に成熟するのか、杉山新監督の腕の見せ所だ。杉山さんはかつての強豪・高槻南高校OBだが高槻南高校は旧島上高校と統廃合して槻の木高校になっている。対するギラヴァンツ北九州は4−4−2のプレッシングを狙っているのだろうが、中盤が激しい守備を見せず、中途半端である。原田監督が長崎ユース時代に見せたスタイルはファウルをいとわない激しい守備だったが、浸透していない印象。ゲームは前半1−1、後半は互いに攻撃的なカードを切り、引き分けになりにくい展開ながらも、北九州が警告の一枚ももらわずに秋田のパスとカウンターを受け止めきれない。結局1−1で引き分け。レフェリーの力量も十分だったし、順当な結果だろう。観客は2階席まで埋まり、J3新記録の14935人が入った。
帰路、混雑が予想され、急がなかったが、小倉駅まで距離が短く、心配していたら意外に混み合わず、小倉駅に到着。帰る客が順調に捌けるというのは大きい。駅では土産物店も駅員もギラヴァンツのシャツを着ていて、その中から羊羹と辛口ヒヨコ煎餅を買う。帰りのひかりまで待ち、一気に帰る。
北九州のスタジアムは過不足のないよくできたスタジアムだった。そしてスムーズに帰れる便利さ。これは今後地方のスタジアムの基準になるのでは?フクアリの流れを汲んだ、1万5千人〜2万人規模の街なかスタジアム。売店はやや足りないが、外の公園も使い勝手もよい。南長野も篠ノ井駅から徒歩圏内で過不足なかったが、こちらは街なかスタジアムであり、街の賑わいにも大いに貢献するだろう。小倉駅の土産物や飲食店街が充実すれば、何も言うことがない。
03月12日(日)
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