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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体奈良大会準々決勝 奈良育英−一条 奈良学園−五條(5月21日)
立ち上がり、五條が激しい当たりで奈良学園を圧倒する。奈良学園は当たりに弱く、局面で踏ん張れない。1対1で抵抗できないチームが勝つのはなかなか至難の業である。しかし序盤で奈良学園は五條の選手を怪物だらけ、として謙虚に引いて守り、逆に五條は激しく身体を張って肉弾戦を挑み奈良学園を削るまでもないと思ったのか、徐々に相手のいないところ、いないところにパスを繋ぐサッカーに変化していく。五條の長所と奈良学園の短所がマッチングしているのにもったいないというか、相手の嫌がるサッカーを避け、自分たちのサッカーで真っ向から勝とうとしているというか。しかも奈良学園7番が捉えどころのないポジショニングでフリーになりがちで、引いたり裏を取ったりと自由なポジショニングを見せる。11分、奈良学園、左クロスを7番合わせるがGKキャッチ。11分奈良学園、7番ミドルは左に外れる。直後にも裏を取った7番だがコースを消された。この展開でも五條は相手を甘く見ている。18分、五條、左CKに53番の左足合わず。23分、五條DF57番ミス、奈良学園9番に奪われループは上に外れる。ワンタッチあり右CKへ。決定機。27分、五條、右CK、53番の左足はGKキャッチ。30分、奈良学園、7番抜け出してパスを9番流し込む。1−0。直後にも奈良学園、放り込みを9番落とし飛び出した8番流し込むがオフサイド。32分、奈良学園7番裏を取り、9番入れるがカット。五條もスルーパス53番が左を抜け出しシュートは右を襲うがキャッチ。決定機。前半1−0で終了。

前半シュート数4(2)対2(1)、CK数1対3、GK数5対4、オフサイド1対1、クロス数3対0、ファウル数6対2。FKなし。正直力量では五條が上回っている。しかし奈良育英や一条と比べると試合運びに甘さが見られ、ずっとペースを握るまで押し続ける気迫も、スローテンポでペースを握る姿勢も見られず、非常に拙いゲーム運びである。

後半開始、ハーフタイムで喝を入れられたか、五條の動きがいい。53番の左CK、54番落とし99番ボレーもブロック。やはり競り合いでは五條に圧倒的に分がある。42分(後半7分)、奈良学園、右FK、13番逸らし左サイドネットに突き刺さる。2−0。43分、奈良学園8番?から裏を取った9番へ、五條DF慌てて飛び込むが切り返し叩き込み3−0。何というか、高校生は難しいという試合展開。前半はともかく後半の入りは五條全く問題なかった。45分、五條、裏に出し99番力強く身体を入れてGKを外して流し込む。3−1。48分、五條、裏狙い、58番の前でGK出て取る。51分、五條75番→56番。51分、奈良学園9番に警告。負傷でピッチを出たのに不許可入場。56分、奈良学園、7番飛び出し、左の13番へ、左シュートはブロック。56分、奈良学園左FK、上に外れる。角度もなかった。57分、奈良学園5番→17番。8番が右ハーフ、2番がボランチへ。2番のほうが守備力は高そうではある。8番は7番とポジションチェンジして五條を混乱させていたが、きっちり守りきろうという策か?17番も守備力高そう。61分、五條、58番→50番。62分、奈良学園8番→14番。64分、奈良学園10番に警告。故意。五條正面18mFKの絶好機。99番(右足)と53番(左足)が構え、53番シュートは壁。決定機。その右CK、53番の左足に39番ヘッド、決まって3−2。68分、五條右FK、53番、左足、右に外れる。70分、五條左CK、53番左足、右に流れる。71分、奈良学園2番→19番。73分、奈良学園3番→15番。けっきょく3−2でタイムアップ。

後半シュート数5(3)対5(3)、CK数1対3、GK数2対1、オフサイド数2対0、クロス数3対3、ファウル数2対2.FK数1対2。


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05月23日(月)
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