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サッカー観戦日記
by T.K.
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■奈良県1部リーグ 一条ー五條 郡山ーD高田 香芝ー奈良育英 生駒ー大淀(雑感だけ)
さて郡山は昨年度の全国チームは長身1年生FW椿本に徹底的に当ててくるロングボールサッカーだった。中盤も激しく競り合い、また競り方も上手く、五分のボールを奪ってしまうなかなかパワフルなチームという印象。しかし別のチームでは?と思うくらい雰囲気が違う。試合は高田が細かいテクニックとドリブルで一方的に押し込み、ハーフコートマッチとなる。ジュニアユースはもともと隣にしかパスを出さないドリブルスタイルで名を上げ、育成で結果を出し、やがてショートパスを多用するようになった技巧的なチームだ。この日も両足で細かいボールタッチを見せる10番を中心に圧倒的なテクニックを見せる。これに対し、郡山は奪っても大きく前に蹴ったり、タッチに逃げず、狭い局面を繋いで突破しようとする。最後は高田に高い位置で奪われるのだが、高い理想を感じさせるスタイルだ。というか、高田に似ている。そして11分、郡山、ロングカウンターから右クロスを10番が流し込み1−0。高田は14番がポジションバランスが良く、15番は大胆に中央突破を狙う。そして郡山がガチガチに引くとみて、高田はミドルや大きな展開も見せ始め、郡山は高田の選手に必ず2人行くため、消耗が心配である。36分、高田、4番→55番。55番は高いポジションを取り、いよいよ3.5バックが明確になった。41分、郡山、右CKにファーに突っ立っていただけの選手が側頭部で合わせて2−0。高田も右CKでショートで8番から15番に繋ぎ、8番シュートも枠外。前半は2−0で終了。

前半シュート数4(3)対5(1)、CK数3対5、GK数8対1、クロス数2対2、ファウル数2対3、GK数からも分かるように高田が一方的に押し込んでいたが、郡山が勝負強さを発揮した。郡山は勝つ為にべた引きのサッカーをしつつ、理想へのこだわりも見せ、そしてロングカウンターとセットプレーから得点。この勝負強さは全国経験からなのか?純粋に力だけなら高田なのだろうが……。スタミナも45分ハーフだけに心配なところだ。

ハーフタイムで高田28番→32番。ポジショニングの良い14番が右サイドバックとも右ストッパーともいえないポジションに入り、32番が左ハーフ。開始いきなり郡山、ロングカウンターで9番から25番へ通り、シュートはGKセーブ。決定機。後半も高田が圧倒的に支配する。15番、8番は持ちつつ絶えずスルーパスを狙うし、48番は細かく動きを修正し、9番はDFと駆け引きしてシュートを撃てる位置にいる。しかし郡山は相変わらず守備を密集させ、フリーにさせない。66分、高田14番ロング左隅に飛ぶがGKキャッチ。惜しい。郡山はロングカウンターも高田6番の高さに潰され、8番は積極的なプレーは目立ち、郡山は66番一人を残して耐えるのみ。82分、高田10番→13番。85分、高田、中央突破からワンツーが入り32番決める。2−1。86分には高田、正面25mFK、15番のシュートは壁に当たり、コースを変えて左隅に飛ぶが、郡山GKスーパーセーブ。超決定機。89分、郡山76番、68番→5番、10番。90分、高田、密集を突破からシュート、これも郡山GKセーブ。超決定機。ロスタイムにも15番のミドルが飛ぶが正面。結局2−1でタイムアップ。


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03月15日(日)
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