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サッカー観戦日記
by T.K.
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■国体近畿ブロック大会少年男子 大阪−和歌山
しばらくして激しい雨に変わり、雷も一向に収まらず、JRが京阪神であちこちで運転中止の情報が入る。正直試合の結果は見えている。中断で流れが変われば……という程度の差じゃないし、大阪は無難にゲームを進めているのでどうにもなるまい。だから帰ろうか、とも思った。しかし雷が鳴る中、駅に向かうのはリスクがある。中断から2時間、雷が収まり、14時過ぎに15時再開見込との放送が入る。ここで帰る選択肢もあったのだが、ここまで待ったのだから大阪の国体出場決定を見届けたい気持ちがあって残ることを決めた。結果的には大きな判断ミスだったのだが……。この時点で準決勝は取りやめ、翌日曜に改めて準決勝を行い、第3代表は抽選で決めるのかな?と思ったが、もちろん選手とすればあんまりだし、運営サイドも我慢した。
14時57分再開。和歌山N辰巳谷→M木村。20分(中断があったために不正確です)、大阪A船木がタメてG斧澤のスルーパス、1対1、GK森下セーブ。決定機。25分、大阪、A船木の左クロスをニアで逸らしI堂安が蹴りこむ。3−0。これで勝負が完全につき、双方次々にメンバーチェンジ。GKまで変える。あまり戦術的に意味のない交代の為、名前と交代時間は省略させてもらう。大阪@→K、P→Q、N→R、和歌山I→C、F→H、E→O、G→S。結局3−0でタイムアップ。和歌山のシュートは0で終わった。大阪は長崎国体出場権獲得。
マン・オブ・ザ・マッチは堂安……と言いたいところだが、一番活躍した選手は明らかに和歌山のGK森下でしょう。素材として底知れないものがあり、今後が楽しみ。堀田もいいセンスしている。レベルの高いチームで揉まれればかなり伸びる選手。
さて第2試合は京都対滋賀。のんびりアップを観ていると再び雷が鳴り始め、やがて雷雨に。撤退を逃してしまった。延々と待つ。どうみても試合開催は無理だと思うが、運営サイドは決断を下せない。プレーヤーズ・ファーストの原則とか、会場確保の問題は分かるし、この状況で中止をなかなか決断できない日本サッカーのハード面の貧しさを痛感する。やがて中止が発表される。京都の戦力なら滋賀に抽選負けしても和歌山には勝てる、と踏んでいた。そして抽選で京都の勝ち、長崎国体行きが決まる。翌日和歌山対滋賀の3決が行われるが、延長でも決着つかず、PK戦になる。森下がいるから和歌山優利、ということにはたいていの場合ならないものである。PK戦では活躍した選手が得てしてよく外すし、いいGKが良く負ける。そしてPK戦で滋賀が勝ち、長崎行の最後の椅子を獲得した。
08月16日(土)
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